ロサンゼルスの無料月刊誌「ブリッジUSA」9月号に掲載された社告

ロサンゼルスの無料月刊誌「ブリッジUSA」9月号に掲載された社告

 

今日、9月3日で、UTBが地上波デジタルチャンネル18.2 で行っていた24時間、日本語放送が終了します。UTBは、日本語放送を完全に打ち切るわけではなく、9月11日からチャンネル18.1で毎週日曜日の夜 だけ1時間30分だけの放送を続けますが、しかし、24時間放送と比べると、目だったない日本語放送になってしまいます。

そして、27年続いた無料月刊雑誌「ブリッジUSA」が次号の10月号で「出版業務を終了」します。現在、配布中の9月号で、終刊が告知されました。企業としての「ブリッジUSA」社は、社告によれば、今後はイベント開催会社、ウエッブサイトによる広報会社として存続します。

今年3月には、日本語新聞「羅府新報」(らふしんぽう)が、自らの経営危機を明らかにしました。羅府新報は1903年の創刊で、現在でも、ほぼ日刊で発行している日本語新聞です。英文欄も充実しており、日系アメリカ人が関心をもつ情報がいつも掲載されています。

羅府新報は、紙の新聞の購読者を増やすことよりも、年間購読料50ドルのインターネット版の読者を増やすことに力を入れています。今年12月までに1万人の新規購読者を獲得することを目標にしています。

ロサンゼルスで地上波デジタルチャンネルによる24時間日本語放送が終了する一方で、ケーブルや衛星放送による有料放送の24時間日本語TVジャパンは、契約者を増やしています。わたしが、ロサンゼルスで訪問する日本人のお宅では、ほとんどの家で、24時間日本語TVジャパンが流れています。

携帯電話やタブレットでどこに居ても、日本語ニュースを受信できる時代に、従来の日本食スーパーや日本食レストランに行けば必ず目にふれる無料雑誌のやり方は、時代に合わなくなっているようです。

しかし、ロサンゼルス地元発信のメディアがなくるということは、ローカル・ニュースが発信されなることを意味します。ロサンゼルス大都市圏には10万人の日本人が住んでいるので、ローカル・ニュース専用の日本語ウエッブサイトを作る必要があると、わたしは考えてきました。

わたしは、数年前から、日本語ウエッブサイトを作り、コミュニティー情報を発信する実験をやってきたのですが、今、このウエッブサイトをコミュニティーに公開すべき時期が来たのではないかと思っています。

わたしが実験的に続けてきたサイトはhttp://digest.culturalnews.com です。

携帯モードやタブレット・モードでみると全体が表示されませんので、PCモードで見てください。

大きな見出しは、左から「ほやほや情報」「アメリカの日本美術/庭園」「日本で今」「求人/求職」「LA日本文化」「LA生活」「お悔やみ」「敬老ホーム売却」となっています。

このサイトに、日本語情報を投稿していき、ロサンゼルスの10万人の日本人にとって必要な情報がいつでも、提供できるようにすることが、目標です。

この仕事をいっしょにやるひとをさがしています。今のところ、報酬はでません。ボランティアによるニュース記者の仕事です

ウエッブ記者とでも、いったらいいのでしょうか。ウエッブ記者は、ロサンゼルスに住んでいる必要はありません。ロサンゼルスで長年、生活された方 で、最近、日本に帰られたという方にも向いていると思います。むしろ、離れたところで、ロサンゼルス情報を受け取っているひとのほうが、客観的な見方がで きるかもしれません。

ロサンゼルス大都市圏には10万人の日本人が生活しています。そして、日米戦争の終結から70年、戦後の日本からアメリカへの移民ビザでの入国者の数は、全米で見ると、日系アメリカ人の数を上回まわりました。

わたしといっしに、ウエッブ記者をやってみようと思われた方は、higashi@culturalnews.com  へメールを、あるいは(213) 819-4100 へ電話ください。

カルチュラル・ニュース編集長、東 繁春