5月19日は、講師の都合によりオンライン講座を開催できませんでした。5月の内容は、6月16日に行います。

カルチュラル・ニュース&カルチュラル・ニュース協会・共催
6月16日、第11回「源氏物語」オンライン講義(Zoom Meeting)

世羅博昭先生と古典を読む会、宇治十帖物語、第2章 「椎本」(しいがもと)
第1回 八の宮、薫に姫君の将来を託し、姫君たちに遺言する

6月16日、水曜日、午後6時(ロサンゼルス時間)8時まで
日本時間=6月17日、木曜日、午前10時から正午まで

参加費:30ドル(資料代を含みます)

11回ロサンゼルス「源氏物語を読む会」の概要

前回は、薫が宇治の姫君を覗き見した後、弁の尼を通して、実父の柏木が残していた遺書を読んで、実父柏木と母女三の宮のやりとりを知るところを読みました。今回は、「椎本」(しいがもと)の巻の前半を取り上げて、宇治の八宮が姫君の将来を案じ、薫に姫君の将来を依頼した後、姫君たちに厳しい訓戒(遺言)を残して、念仏のために阿闍梨の山寺に籠もるが、病気が重くなり山寺で薨去するまでを読んでいきます。父以外にしっかりとした身寄りのない姫君たちが、大事な父の八宮と死別する経緯を、作者がどのように描くかを楽しみにしながら読んでいきましょう。

ロサンゼルスのカルチュラル・ニュースは、世羅博昭先生(国語教育者、広島市在住)によるオンライン講座「世羅先生と日本の古典文学を読む会」を2020年7月から毎月第3水曜日に開催しています。現在は「源氏物語」の中から「宇治十帖」を取り上げて、原文を読んでいます。

日本の古典文学の勉強は①現代語訳を使っての理解、②作品の一部を取り上げて、その部分を詳しく解説をする - の二つの方法が一般的でした。

世羅先生の教授法は、作品全体のストーリーの理解から入り、その作品の全文、あるいは、ひとつのまとまったストーリーを原文で読んでいくという方法です。世羅先生は高校生に古典文学を読み解く力をつけるための授業を20年間行い、その後、大学教授になられました。

世羅先生が40年間にわたって蓄積された綿密な教材を使って、1000年以上前の古典文学を読んでいきます。

「世羅先生と古典を読む会」は1回の参加費が30ドルですが、無料体験をすることができます。この「源氏物語」を原文でよむオンライン講座に参加してみたい方は、カルチュラル・ニュース編集長、東繁春 higashi@culturalnews.com  あるいは (213) 819-4100 へ連絡ください。5月19日のZoom Meeting のリンクをお知らせします。