2024/04/19/ 世羅博昭先生の源氏物語講座、京都・宇治からのオンライン講義、4月19日(ロサンゼルス時間)午後9時30分から11時30分
ロサンゼルス時間、4月19日、午後9時30分から11時30分までの2時間、京都・宇治から世羅博昭先生(鳴門境域大学名誉教授)の「源氏物語講義」をリアルタイムでお届けします。
ロサンゼルス・カルチュラル・ニュースは、2020年7月から広島市在住の世羅先生のオンライン講義「源氏物語・宇治十帖を読む」を毎月第3水曜日(ロサンゼルス時間)午後6時から8時まで行ってきました。講義内容は「源氏物語」の中の後半「宇治十帖」を取り上げてきました。
1000年前の「源氏物語」の貴族の社会を描いた、今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」が大きな話題になってきたことから、宇治に会社がある「昇苑くみひも」がスポンサーになり世羅先生の「源氏物語講義」を、日本時間、4月20日、土曜日、午後1時30分から3時30分まで宇治のカフェ「抹茶ロースタリー」で行うことになりました。今回のオンライン講義は、その宇治からの世羅先生の講演をリアルタイムで配信します。
「源氏物語」は、第1巻「桐壷」から始まり、第54巻「夢浮橋」で終了する現在の原稿用紙に書き換えると約3000枚の及ぶ大長編小説です。このうち、第1巻から第41巻までは、平安京の貴族たちの社会が描かれているのですが、第42巻から54巻までは「宇治十帖物語」と呼ばれ、ストーリーは平安京を離れた宇治が舞台となっています。
4月の世羅先生の講義は、2回目(5月25日=日本時間)3回目(6月15日=日本時間)の3回シリーズの第1回で、平安京に住んでいた登場人物たちが、なぜ宇治の地で生活をすることをよぎなくされたのかを読み解き、宇治の自然景観の美しさ、宇治川の流れや川霧の深さ、橘島、宇治上神社、宇治神社、平等院、三室戸寺などが、どのように物語の中に取り込まれているかを明らかにします。
世羅先生が宇治4月講義のために用意された「資料」には、「源氏物語」の全体の構成説明、「宇治十帖物語」のストーリー展開、紫式部の家系図、紫式部の年表が入っていて、「源氏物語」が俯瞰できるテキストになっています。
世羅先生の4月19日(ロサンゼルス時間)のオンライン講義「源氏物語・宇治十帖の世界」の参加費は、「資料」代を含めて30ドルです。申し込みは、カルチュラル・ニュース編集長、ひがし・しげはる(東繁春)higashi@culturalnews.com へ。メールをいただいた方に、参加費の送金先、オンライン講座のズームIDとパスコードをお知らせします。