2012 / カルチュラル・ニュース12月号ができました

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カルチュラル・ニュース2012年12月 (日本語要約)

20121209 P01 Kimono Contestロサンゼルスの日本人コミュニティーでは、毎年、日系商工会議所が主催で、「お正月イン・リトル東京」という行事が元旦に、リトル東京のウエラー・コートとジャパニーズ・ビレッビ・プラザで行われています。

2013年元日も、2012年と同じスケジュールで、イベントが行われる予定です。「お正月イン・リトル東京」に合わせて、着物を着てリトル東京に集まろうという催しが毎年続けられています。この集まりを「LA着物クラブ」といいます。

LA着物クラブが主催で、3年前から「ミス着物LA」コンテストが行われています。2013年元日には、ミス着物と、今回初めてのミスター着物コンテストが行われます。LA着物クラブでは、コンテストの出場者を募集しています。ミス・コンテストは未婚であることが条件ですが、ミスター・コンテストは、未婚、既婚を問いません。1位、2位には賞品がでます。

20121209 P02 Koyasan Hatsu Gomaロサンゼルスの初詣に多くのひとが集まるのが、リトル東京にある高野山米国別院です。元旦の午前10時には、初護摩法要が始まります。正月3日間は、午前10時から午後5時まで、初詣を受け付けています。おみくじや、お守りもよく買われています。高野山の本堂に入ると、日本に戻ったようなふんいきを感じます。

 

 

 

20121209 P03 JACCC Kotohajimeロサンゼルスの日米文化会館は、1月の最初の日曜日に「事始」というタイトルで、最後にかならず弓矢を放つパフォーマンスで終わる、伝統と近代スタイルを織り交ぜた、舞台パフォーマンスを開催しています。2013年は1月6日、午後1時からリトル東京のアラタニ劇場で行われます。チケットは一般20ドルです。日米文化会館の芸術部長の小阪博一さんの企画です。さて2013年はどんな舞台になるのか、楽しみです。(毎年、びっくりする舞台が見られます)

 

 

20121209 P03 JACCC Shikishi日米文化会館の新年イベントとして定着しているのが「色紙展」です。だれでも参加できる展示会です。色紙に自由に書いて、12月21日までに、日米文化会館に郵送すれば、1月6日から2月24日まで、同会館のドイザキ・ギャラリーに展示されます。今年のテーマは「初的」(はつ・まと)です。

 

 

 

20121209 iContact Mochiロサンゼルスの日系食料品店で、日本の鏡餅セットを販売しています。ロサンゼルスでは日本のものが手に入りやすいです。餅つきも行われています。餅つきはお寺や、日本語学校、正月イベントなど、行われます。個別の餅つきの情報はカルチュラル・ニュースのウエッブ・サイトをご覧ください。

 

 

 

20121209 P05 Suiseki Abstract Form年末年始の恒例行事になっているのが「カリフォルニア愛石会」による水石展です。会場は、美術館・庭園で有名なハンティングトン・ライブラリーです。「カリフォルニア愛石会」はメンバーには、日本人はあまりいません。しかし、日本人いじょうに日本的な嗜好を持ったひとたちが集まっています。ハンティングトン・ライブラリーは有料なのですが、水石展は、無料で見ることができます。展示は12月27日から31日まで、ローズパレードがある元日は休館日で、2日まで展示は行われます。

 

 

 

20121209 P08 Rev Huntington Japanese Gardenハンティングトン・ライブラリーには、築造されて100年になる日本庭園があります。ハンティングトンの中でももっとも、人気がある施設のひとつです。2012年4月に、1年以上の歳月と約6億円をかけた改修・造園工事が終わり、一級の日本庭園になっています。水石展示を見た後、日本庭園を散策するのも、お薦めです。

 

 

Clark Center Landscape Matsushima質の高い日本画の収集で知られているカリフォルニア州中部ハンフォードにあるクラーク日本美術研究所の冬の展示は「日本人画家による風景画」の続編で「実景の理想化」というタイトルが付けられています。江戸時代の谷文眺(たに・ぶんちょう)の松島、現代版画家・吉田遠志(よしだ・とうし)のワシントン州のレイニー山などが展示されます。期間は1月6日から4月13日まで。1月6日午後2時からは、企画者による講演が行われます。ハンフォードは、ロサンゼルスから車で3時間以上かかります。

 

20121209 P05 LACMA Taikan Puppeteerロサンゼルス・カウンティー美術館の日本パビリオンでは、いつでも、一級の日本画をみることができます。現在、展示中は「詩、書、絵、三つの要素が作り出す傑作」です。この展示は1月まで続けられます。

 

 

 

 

Sogetsu Ikebana Iemoto Live 4年に一度、開催される草月いけばなの北米セミナーが、2013年4月26日から30日まで、ロサンゼルス・ダウンタウンのJWマリオット・ホテルを中心に開催されます。全世界から約350人の草月いけばな会員が参加の予定です。4月27日午後2時からは、リトル東京のアラタニ劇場で、勅使河原茜・家元による、舞台上に巨大ないけばなを作り上げる「家元いけばなライブ」が行われます。

 

 

20121209 P06 Rev Nisei Week Queen 1961 Dianne Kubota二世ウィーク・クィーンの体験記シリーズは、12月は、1961年のクィーンに選ばれたダイアナ・クボタ・ハマノさんです。ハマノさんはオレンジ・カウンティーを代表してコンテストに参加しましたが、当時は、オレンジ・カウンティーはオレンジ畑が多く、ディズニーランドも、開園したばかりでした。

 

 

20121209 P06 Frances Hashimoto Nisei Week二世ウィークの世話人で、クィーン・プログラムに貢献した二世のフランシス・ハシモトさんが11月4日に亡くなられました。69歳でした。二世ウィークの関係者からハシモトさんの功績が寄せられました。

 

 

 

20121209 P02 CGJ Commendation Kaneko Bishopサンディエゴ横浜姉妹都市協会の会長、ビショップ金子(かねこ)さんに、11月26日、ロサンゼルス総領事館から総領事表彰が行われました。ビショップさんは長年、姉妹都市活動に参加、2002年から会長を引き受けています。サンディエゴに「赤い靴の少女の像」、横浜に「忍耐」の像をそれぞれ寄贈し合ったことにも貢献されました。2011年3月の東日本大震災のときには、すぐに被災地への募金を始め、5月には1万ドルを、被災地に送っています。

 

 

 

21209_Songen no Geijtsu ten太平洋戦争の開戦後、アメリカ西部では日系人が強制収容されました。彼らは厳しい収容所生活の中でも人間の尊厳を失わず、日用品や小木等を材料に美術工芸品を制作しながら不安や苦悩をのりこえ未来へと希望をつなぎました。2010年(平成22年)、ワシントンのスミソニアン・アメリカ美術館レンウィック・ギャラリーで開催された展覧会「The Art of Gaman」は、NHKの番組「クローズアップ現代」で紹介され、日本で大きな反響を呼びました。その中には日本での展覧会の開催を望む声も数多くありました。

2012年(平成24年)は日系人の強制収容から70年の節目を迎えるのにあたり、この機会に「尊厳の芸術展」と改題された展覧会が日本で開催されます。開催予定は東京芸術大学大学美術館2012年11月3日から12月9日まで、福島市子どもの夢を育む施設こむこむ2013年2月9日から3月11日まで、沖縄県、浦添市美術館6月1日から6月30日まで、広島県立美術館7月20日から9月1日まで。

 

20121209 P05 Book Professor Risley最後になりましたが、12月号の記事では、一番のニュースになるのが、フレッド・ショットさんの新著「リスレイ教授と日本人サーカス団」の紹介です。ショットさんは日本人も知らない日本史を発掘している民間学者です。日本に初めて西洋のサーカスが紹介されたのが1864年、リスレイ教授と呼ばれた興行師が横浜にアメリカ人アクロバットを連れてきました。そして1866年にはリスレイ教授は、今度は日本人アクロバットのアメリカ・ヨーロッパ興行を行っているのでした。このとき、日本の外務省は、民間人にたいして初めてのパスポートを発行しました。

 

 

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12月号のカルチュラル・ニュースは、以上のような内容です。カルチュラル・ニュースはロサンゼルスで体験できる日本文化イベントを英語で紹介している月刊新聞です。年間購読料は30ドルです。(2012年12月中は25ドルです)。

カルチュラル・ニュースは、海外での日本文化の愛好家のために発行されています。この目的に賛同される方は、年間購読をお願いしています。日本文化を世界に広める仕事に参加してください。

東 しげ春 (カルチュラル・ニュース編集長)

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