2017/ロサンゼルス・カウンティー美術館/「ピカソとリベラ:時代をこえた会話」展、2016年12月4日から2017年5月7日まで

ロサンゼルス・カウンティー美術館の「ピカソとリベラ」展、第2ギャラリー「キュービ二ズムとパリ」のコーナー(Cultural News Photo)

ロサンゼルス・カウンティー美術館の「ピカソとリベラ」展、第2ギャラリー「キュービ二ズムとパリ」のコーナーでは、ピカソ(右)とリベラ(左)の作品がいっしょに展示されています。(Cultural News Photo)

ロサンゼルス・カウンティー美術館(LACMA)で「ピカソとリベラ:時代をこえた会話」展が12月4日から始まりました。会場はBCAM館で、展示は2017年5月7日まで。

世界中のひとに知られているパブロ・ピカソ(1881-1973)と、メキシコ人画家  ディエゴ・リベラ(1886-1957)の作品を並べ、同時代を生きた画家たちが、伝統的な美術教育を受けたのち、伝統美術に反発し、斬新なキュービズムの作品を作りあげ、その後、それぞれの自国の古代文明をモチーフにした作品へと変化して行くようすを、そのモチーフとなった彫像や記録といっしょに展示しています。

美術展と歴史展をミックスした、斬新な展示です。

「ピカソとリベラ」展は、5つのギャラリーから構成されています。その中の第2ギャラリーのテーマが「キュービズムとパリ」で、ピカソとリベラの作品がいっしょに展示されています。わたしの目には、どちらが、ピカソかリベラか分からないほど、よく似たタッチでした。

キュービズムが発展していくのは1910年代で、リベラはピカソからキュービズムの影響を受けています。ピカソとリベラは、1914年から1915年にかけてパリで親交があり、その後も手紙交換をしています。

Picasso and Rivera: Conversations Across Time
http://www.lacma.org/art/exhibition/picasso-and-rivera