NHKラジオ放送にロサンゼルスの翻訳家・二見文子さんが登場:コロナ禍の学校のようすを話しました。3月28日(日本時間)午前5時放送

横浜の古屋嘉祥(ふるや・かしょう)さんから、下記のメールが来ました(2021年3月27日)

東さん、

日本も3月21日に1都3県のコロナ緊急事態が解除されたのですが、ここにきてまた増え始めました。

そんな中で、たまたま、まだお会いしたこともないのですが、ロサンゼルス在住の日本映画の英語字幕制作、映画やCMの台本や企画翻訳家の二見文子(ふたみ・あやこ)さんがNHKラジオでカリフォルニアのコロナ情報を話しておられたので、慌ててメモをとりました。

そのレポートの内容は下記の通りです。

 

日本時間 2021年3月28日、午前5時台のNHKラジオ
「マイ朝/三宅民夫(みやけ・たみお)のマイあさ」

ロサンゼルス在住の二見文子さんが話された内容を要約

アメリカが国家非常事態を宣言をしてから1年が経ちますが、今は新型コロナウイルスのワクチン接種も進んでカリフォルニアの公立学校ではやっと対面授業を再開できるメドができました。 社会的距離(ソーシャルディスタンス)が、これまで2メートルというふうに言われていのが、「学校では1メートルでもよいよ」という許可が先々週ぐらいCDC(アメリカの疾病管理予防センター;Center For Disease Control and Prevention)より出されたことが大きな影響で、席の間隔が狭 (せば)まるので、たくさんの子どもたちを行かせることができるということで、今学校サイドが慌(あわ)てて準備に入りました。現在では私立校から徐々に対面授業が再開され始めました。

特に成長期の幼い子であればあるほど1年もの間の集団生活を体験できなかったのですが、幼稚園児や小学生にオンラインで教育をするというのは実際問題として、大人が傍についていない限り本当に難しい状況でした。

ですから共働きのご家庭では、どちらかが仕事を辞めざるを得なくなってしまったり、カリフォルニアだけでなくて、アメリカ中の親子が、この1年間生活にとても苦労をしました。

そんな中、カリフォルニアの私(わたくし)立の学校で再開され始めた対面授業ですが、小学校3年生の息子さんを持つ友人の話では、私立の小学校では2月ぐらいから学校が開いたと喜んでいました。ただまだ全部の学年が一斉に通えるわけではなくて、学年別に登校していて今の時点では幼稚園クラスから3年生ぐらいまでが毎日学校に通えるそうになったようです。

毎朝、各家庭で書いて来た「体調アンケート」というのを提出して、それから一人ずつまず検温をするです、後は生徒たちは10人程度のグループに分けられて、必ずずっと同じグループの子どもたちだけで毎日授業を受けて、お弁当も休み時間も過ごすという風に決められているということ。後は毎日午後4時になるとプロの掃除のスタッフの人が学校中を消毒してまわるそうです。 また、生徒・先生・スタッフ全員が毎週のようにPCR検査を毎週学校で受けて、これまでもう1ケ月以上開校しているんですが、今のところ一人も陽性患者は出てない、ということです。

私立学校に関しては、もうできる限りの徹底した対策で臨(のぞ)んでいるようです。

ただここまでするには、相当な金銭的、あと人件費が掛かってしまうため、これまで、対面授業は公立の学校では、やっぱりなかなか実現できませんでした。

二見さん自身にも高校3年生の息子さんがおられるそうですが、今年はコロナの影響で、最後の高校生活を自宅でオンライン授業で過ごさなければならなかったので大変苦労をされたとのこと。自粛生活というのは本当に精神的にも肉体的にも苦痛だったようです。

高校3年生の息子さんにとっては多感な時期で、少なからず影響はあったようです。

息子さんの、友達の中では、すごく優秀だった人たちもオンラインの授業でモチベーションが、どうしても上がらないで、成績も下がってしまったり、あと丁度今大学に入学が決まる時期なんですが、そのせいで希望していた大学は入れなかったりだとか、あとは大学に行くこと自体を諦(あきら)めてしまった子もかなり多かったようです。 その原因としてコロナのせいで親御(おやご)さんが失業してしまったり、そのような親の生活に対して子どもたちが心配をする、それがストレスになってしまって学校の勉強どころではなくなってしまった、という子どもたちも大勢いたようです。

さすがにそんな高校生たちを間近で見ていると、二見さんとしても、成績の低下や生活態度を責めることはできなきくて、エネルギーのあり余る、この若者たちにい一日6時間スクリーンをともかく見て対面させられていること自体ほんとうに無理があるんだろうな、と思ったそうです。 せめて学校のキャンパスが空いていれば、広い校庭やフィールドで走り回ったり、ちょっとサッカーしたり、バスケットボールしたりとかできたんでしょうけど、近くのジムやプールもほとんど閉鎖されていたために、彼らは本当に体力を消耗する場所がなかったのがとても残念です。

カリフォルニアの公立校での対面授業の再会はいつ頃になりそうか? と言うと、できればですけど、この春休み明け、いわゆる4月ですねに、やっと公立もオープンできるんだといいな、というようなニュースが流れております。ですが、今まだ毎日状況が変わっているので、カリフォルニアでも今月(3月)24日の時点で、約540万人の人がワクチン接種を完了しているんですけれども、人口全部でカリフォルニアは3,900万人いるので、本当にまだまだ一部の人だけということで、学校関係者もワクチン接種が始まってはいますけれども、まだ完全に行き届いていないということで、どこまで現実的に4月にオープンできるかな、というのはまだまだ分からないというのが、もしからしたら現実かもしれません。

とにかく、マスク生活が当たり前になってしまって、まだまだ厳しい状況ですけれども、せめて、この未来を担(にな)う子どもたちにも、心も体も健康的な毎日を過ごせる環境を親としてもなるべく早く提供して上げたいな、とここカリフォルニアに住んでいると心から願っています。