平安の源泉旅日記
平安の源泉旅日記(第十三回)| 紫に弱かった光源氏 | オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセイシリーズ
源氏物語では、以前気づかなかった箇所に改めて感動することがよくあります。筆者の場合、例えば、若紫の巻で、帝が藤壺のために管弦の宴を催します。源氏は笛と琴(きん)を演奏しますが、藤壺は彼との不義密通を思…
平安の源泉旅日記(第十二回) | 源氏物語のモデルについて|オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセイシリーズ
桐壺帝のモデルは村上天皇や醍醐天皇や宇多天皇などが、弘徽殿の女御のモデルは村上天皇の中宮の藤原安子が、桐壺の更衣のモデルは宇多天皇の妃である班子女王(はんしにょおう)や村上天皇の妃の芳子などが挙げられ…
平安の源泉旅日記(第九回)/ 源氏物語の面白さを見逃さないで : オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセーシリーズ
源氏物語は読み始めると、すぐに味わい深い箇所に出会います。せっかちに読み進めずにそこで止まって、その辺りをじっくりと読んで作者の思いや意図を味わってみませんか。例えば、若紫巻の最初の辺りだってそうです…
平安の源泉旅日記(第八回)/ 蓬生巻でクスッと笑ったこと:オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセーシリーズ
光源氏が末摘花を尋ねたきっかけは、花散里を思い出して彼女を訪ねる道すがら、末摘花邸の側を通りかかったからだ。また花散里はパッとしないタイプの女性であるが故に、源氏は末摘花の欠点が隠れて彼女に興醒(きょ…
平安の源泉旅日記(第七回)紫式部の結論とは/オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセー
源氏物語は一連の女性の悲哀を語る物語です。どれもこれも不幸の原因は男性側にあります。それなのに作者は男性を非難しません。男性は揺るぎない貴族社会そのものだからです。そんな中で女性の悲劇を細々と描きます…
平安の源泉旅日記(第六回)伝統的季節の継承 / オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセー
徳島市在住 稲井一雄(いない・かずお)
(毎月第3水曜日、ロサンゼルス時間・午後6時から8時まで、オンラインで「源氏物語を読む」セミナーをカルチュラル・ニュースが主催しています。徳島市の稲井さんは、その…
平安の源泉旅日記(第五回)古代の医療を考える / オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセー
桐壺の巻で、桐壺の更衣は病気を患って里帰りを希望したけれど、帝はお許しにならずに「なほ、しばし、こころみよ」とおっしゃいました。注釈書は「なお養生をこころみよ」となっていますが、疑問を感じました。鍼灸…
平安の源泉旅日記(第四回)源氏物語を魅了するもの / オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセー
桐壺の巻は、桐壺の更衣に対する他のお妃たちの嫌がらせや中傷を前半に書いている。作者は、お妃たちの恨みの仕打ちを、これでもかこれでもかと畳み掛けている。極め付けは「もとよりさぶらひ給ふ更衣の曹司(ぞうし…
平安の源泉旅日記(第三回)文の深み / オンライン源氏物語講座の参加者からのエッセー
夢浮橋の巻で味わい深い一文があります。青葉の鬱蒼、浮舟の憂鬱を一体化させ、山の青葉が浮舟の複雑な心理を想像させています。夜の遣水の蛍の乱舞のイメージは暗闇の松明の炎に繋がります。闇夜の薫の行列を聴覚的…








