2025 Spring Jokun Shirai Makiko

日本政府は4月29日(日本時間)令和7年「春の叙勲」の受章者、3990人を発表しました。ロサンゼルス総領事館は「日本国在外公館業務功労」として2024年5月まで35年間、ロサンゼルス総領事館現地職員をしていた白井万記子さんが瑞宝双光章を受けることを発表しました。

白井 万記子さん【瑞宝双光章】

白井 万記子氏は、昭和63年(1988年)9月1日に在ロサンゼルス日本国総領事館の現地職員として採用され、令和6年(2024年)5月3日に退職するまで35年以上の永きにわたり総領事館の活動に貢献してきました。

同氏は、一貫して総領事館の受付を務め、管轄地域に約9万人の在留邦人を擁する総領事館の一員として、総領事館と在留邦人の皆様、コミュニティの皆様との窓口として活動した他、ノースリッジ地震や阪神淡路大震災発生時には総領事館の緊急対策本部で情報収集等の業務を行いました。また、平成6年(1994年)に天皇皇后両陛下がロサンゼルス市内を御訪問された際には、接遇の業務に携わりました。さらには平成13年(2001年)9月11日の同時多発テロに際し、総領事館の入居するビルがテロの標的になり得るとして警察が厳重な体制を敷く中で、事務所内において総領事館の機能を維持するための不可欠な作業を遂行しました。

同氏は、在ロサンゼルス日本国総領事館での永年にわたる貢献及び献身的な勤務ぶりが認められ、平成18年(2006年)には「在外公館現地職員永年勤務者表彰(勤続17年)」を受けたほか、平成26年(2014年)にはカリフォルニア州ルー・コレア上院議員から、同議員に日本の高速鉄道技術を紹介する機会を設ける仲介にあたったことを功労する「カリフォルニア州上院認定証」を授章しました。

同氏は、満70歳を迎えたことを契機に在ロサンゼルス日本国総領事館を退職され、リタイア後も引き続き様々な現地コミュニティにおいて日米相互理解の促進に関与する日々を過ごされています。