2024/11/20/ オンライン・ロサンゼルス源氏物語講座 次回は11月20日、午後6時から8時まで(ロサンゼルス時間)講義
カルチュラル・ニュースでは、毎月第3水曜日、午後6時から(ロサンゼルス時間)オンラインによる「源氏物語」を原文で読む講座を開催しています。
次回は第52回で、2024年11月20日(水曜日)午後6時から8時(ロサンゼルス時間)
内容は、源氏物語「宇治十帖物語」を読む:第54帖「夢浮橋」②浮舟、薫の一行を遠く見る
第52回「ロス源氏物語講座」の概要(世羅博昭先生から)
前回は、『源氏物語』の最後の巻「夢浮橋」の前半を読みました。小宰相から浮舟が生きていること聞かされた薫は、横川の僧都を尋ねて、浮舟生存の真相を詳しく聞き出します。薫は、この機会に、横川にいる浮舟に会いたいと思いますが、横川の僧都が仲介することを快諾しなかったので、浮舟には会わずに帰京します。
今回は、「夢浮橋」の後半部を読んでいきます。①薫の一行が横川を通って帰京する姿を、浮舟は遠くに見て、複雑な思いを抱く、②薫の使者・小君が薫の手紙を持って浮舟に会いに行くが、会えないで帰る、③薫、小君の報告に落胆、浮舟の心をはかりかねる、の三場面を読みます。結局、この結末は、どのように読めばいいのでしょうか。ご感想をどうぞ。
「ロサンゼルス源氏物語講座」は1回の参加費が30ドルですが、無料体験をすることができます。このオンライン講座に参加希望の方は、カルチュラル・ニュース編集長、東繁春 higashi@culturalnews.com へ連絡ください。
2020年から始めた「宇治十帖物語」もいよいよ最終に入りました。2025年からは、新規の「源氏物語」講座を始めます。「源氏物語」を読んでみるいい機会になると思います。東までお問い合わせください。
ロサンゼルスのカルチュラル・ニュースは、世羅博昭先生(国語教育者、広島市在住)によるオンライン講座「世羅先生と日本の古典文学を読む会・ロサンゼルス源氏物語講座」を2020年7月から毎月第3水曜日に開催しています。現在は「源氏物語」の中から「宇治十帖」を取り上げています。
日本の古典文学の勉強は①現代語訳を使っての理解、②作品の一部を取り上げて、その部分を詳しく解説をする - の二つの方法が一般的でした。
世羅先生の教授法は、作品全体のストーリーの理解から入り、その作品の全文、あるいは、ひとつのまとまったストーリーを原文で読んでいくという方法です。世羅先生は高校生に古典文学を読み解く力をつけるための授業を広島県で20年間行い、その後、教育学者として長崎大学、鳴門教育大学、四国大学で教えられてきました。現在は、鳴門教育大学名誉教授、四国大学名誉教授です。
世羅先生が40年間にわたって蓄積された綿密な教材を使って、1000年以上前の古典文学を読んでいきます。