2024/11/23/ 全米日系博物館は常設展示「コモン・グラウンド」閉幕を前に11 月 23 日に閉幕記念イベントを開催

JANM: Common Ground

全米日系人博物館(JANM)は、長年の常設展である「コモン・グラウンド:コミュニティの心」閉幕を前に、2024 年 11 月 23 日(土)午後 12 時~午後 5 時(太平洋時間)に、日系アメリカ人の 140 年以上にわたる歴史をハイライトする催しを開催します。

「コモン・グラウンド」閉幕記念として、当日は入館料が 1999 年のパビリオン(「コモン・グラウンド」を展示している建物)開館当初と同じ 6 ドル(シニア 5 ドル、学生および 6~17 歳は 3 ドル、博物館会員および子どもは無料)になります。

午後のイベントでは、昔懐かしい音楽の演奏や記念写真撮影コーナー、ボランティアガイドによるツアー(英語、日本語)、コミュニティの記憶アーカイブ・ブースなどを実施します。

「コモン・グラウンド」展は過去 26 年間にわたり当館の中心となる展示でしたが、2025 年 1月 5 日をもって閉幕します。同日には、博物館では「お正月ファミリーフェスティバル」を開催し、パビリオンの内部リノベーション工事前の最後の一般公開日となります。リノベーション期間中は「JANM・オン・ザ・ゴー」として各地で展示やプログラムを実施します。

このリノベーションを経て、JANM の常設展は、最新のテクノリジーに加えて、人種や民主主義に関する全米的な議論を踏まえた形で、日系アメリカ人の新たな物語を伝えるべく再構成してオープンいたします。

ぜひその前に「コモン・グラウンド」のグランドフィナーレをお楽しみください。

全米日系人博物館(JANM)について

1985 年の設立より、JANM は日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を促進してきました。ロサンゼルスのダウンタウンの歴史あるリトルトーキョー地区に位置する JANM は、第二次世界大戦中の強制収容による厳しい教訓が忘れられることのないよう、公民権のとりでとしてあり続けています。

スミソニアン協会公式加盟期間であり、アメリカの文化財である JANM は、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設であり、歴史だけではなくアートの中心でもあります。日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。

1992 年の一般公開以来、JANM は 100 展以上の展覧会を開催し、そのうち 40 展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館などの全米各地をはじめ、日本や南米の主要な博物館を巡回しました。

JANM は火曜日、水曜日、金曜日から日曜日は午前 11 時から午後 5 時まで、木曜日は午後 12 時から午後 8 時まで開館しています。第3木曜日は終日入館料無料で、その他の木曜日は午後 5 時~8 時まで無料です。

詳しくは、janm.org をご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseum でフォローしてください。