2012/林染色作家の林節子さんがパシッフィック・アジア美術館で開いた絞り教室が大人気、9月16日

20120923 Hayashi Dyeing

ロサンゼルスに住む染色家、林節子さん(写真)がパサデナのパシフィック・アジア美術館で、9月16日に絞り染めの教室を開きました(カルチュラル・ニュース9月号3ページに予告記事を掲載)。5月20日に、第1回の教室を開きましたが、このときも、たいへんな人気でした。この絞り染め教室は、同美術館が3月末から来年3月まで、1年続ける「20世紀のきもの」展の関連行事です。林さんの絞り染め教室は、当初から2回計画されていましたが、参加者が、あまりにも熱心なことに、美術館でも、驚いていました。

参加者のようすをみていますと、ものを作りあげることに喜びを感じることには、国境がないと思いました。林さんの絞り染め教室は、3色の原色の液で、真っ白い絹の布を染めるだけなのですが、約30人の参加者が作り上げた作品には、ひとつとして同じパターンがないことに、驚かされます。(東 繁春)