Posted on April 25, 2026

南加熊本県人会125周年記念の親睦会の司会をするジョナサン・イーリーさんと安藤みちよさん(写真=南加熊本県人会の提供)
ロサンゼルスの南加熊本県人会は4月11日、ガーデナ市のHappaレストランにて、創立125周年記念および熊本地震から10年の節目を記念する親睦会を開催した。会員や日系コミュニティの代表が集い、北米日系史でも古い南加熊本県人会の歩みを祝うとともに、母県・熊本への変わらぬ支援を誓い合った。
125年の伝統:1901年に創設された南加熊本県人会は、南カリフォルニアの数ある県人会の中でも最も古い歴史を持つ団体の一つ。現在は120名の会員を擁し、熊本出身者のみならず、熊本を愛する幅広い層が活動を支えている。
近年は若手会員の増加も目立ち、今回の司会を務めた新会員のジョナサン・イーリー氏のように、日英両語に堪能で多才な人材が活躍する場を積極的に提供している。イーリーさんは、熊本県から招聘され八代で3年間、英語教師をしていた。

125周年記念の挨拶をする南加熊本県人会・会長の沖田義邦さん(写真=南加熊本県人会の提供)
熊本地震から10年:あいさつに立った沖田義邦会長は、他団体との交流が存続の鍵であったと振り返り、「熊本地震から10年、当初5年の予定だった支援活動が、安藤副会長のフラメンコチャリティなどを通じて今日まで継続できた。コミュニティの協力と理解に心から感謝したい」と述べた。

南加熊本県人会の活動を称える祝辞を述べた南加県人会協議会・会長のジョージ・ハワードさん(写真=南加熊本県人会の提供)
また、来賓の南加県人会協議会・ジョージ・ハワード会長からは、長年の活動を称える祝辞が贈られた。

熊本県知事から功労者表彰を受けた安藤みちよさん(左)と沖田義邦さん(写真=南加熊本県人会の提供)
熊本県知事から功労者表彰の伝達:式典では、熊本県知事からの表彰の伝達が行われ、昨年、傘寿を迎えた沖田会長に祝状が、長年の貢献が認められた安藤みちよ副会長に在外功労者表彰状が、それぞれ南加熊本県人会の池田裕美子幹事から渡された。

熊本の魅力を語ったイアン・マーカッドさん(写真=南加熊本県人会の提供)
熊本の魅力を再発見:特別プログラムの基調講演では、熊本・モンタナ州姉妹都市提携に尽力したイアン・マーカンド氏が登壇。「アメリカから見た熊本の魅力」をテーマに、豊かな自然や歴史、そして「くまモン」に象徴される地元の人々の温かさが、いかに世界の人々を惹きつけているかを熱弁した。

乾杯の音頭を取った南加宮崎県人会・会長の森ジョージさん(写真=南加熊本県人会の提供)
多彩なパフォーマンスで交流の輪:宮崎県人会の森ジョージ会長による乾杯の音頭で始まった昼食会後は、多彩なエンターテインメントが披露された。

安藤みちよ(ミカエラ・カイ)さんのフラメンコ(写真=南加熊本県人会の提供)
安藤副会長(ミカエラ・カイ)による情熱的なフラメンコや、歌手カリンさんによる八代亜紀の名曲「スウィート・ホーム・クマモト」が披露された。

南加熊本県人会メンバーの「おてもやん」ダンス(写真=南加熊本県人会の提供)
さらには会員グループによる「おてもやん」、「サンバおてもやん」、来場者参加型の「炭坑節」が披露され、会場全体が和やかな踊りの輪に包まれた。
次世代への平和なコミュニティを:閉会の辞で安藤みちよ副会長は、「友好と交流こそが平和の原点。次世代に向け、互いに助け合える平和なコミュニティを目指して共に前進したい」と力強く締めくくった。なお、安藤副会長が6月14日に開催するフラメンコショーの収益(経費を除く全額)も、引き続き熊本の復興支援へと寄付される予定だ。