2015/ロサンゼルス・カウンティー美術館で鎧・兜展が開催中、2014年10月19日から2015年2月1日まで
「バービー-ミューラー夫妻の集めた日本の鎧」展が、ロサンゼルス・カウンティー美術館 (LACMA) レスニック・パビリオンで2014年10月19日からはじまりました。通常の入場券とは、別に特別券の購入が必要です。会期は2015年2月1日まで。
テキサス州ダラスのバービー-ミューラー夫妻は、20年前から日本の鎧のコレクションを始めました。スイス出身のガブリエル・バービー-ミューラー氏は、子供のときヨーロッパの鎧に興味を持ち始め、それが、日本の鎧の収集に発展しました。ヨーロッパには、明治初期に、没落した大名が売却した一級品の鎧・兜が大量に持ち込まれていました。ヨーロッパの富豪たちは、その日本の鎧を大切に保管しており、バービー-ミューラー氏のコレクションは、主に、ヨーロッパで買い求めたものです。
ダラスのバービー-ミューラー氏のサムライ・コレクション美術館には1000点以上の鎧・兜が集められています。今回は、この中から140点が巡回展示になり、ロサンゼルス・カウンティ美術館の展示が最後になります。
また、2014年11月1日から2015年3月1日までは「サムライ・アート:刀、日本画、浮世絵、着物」の総合展示がロサンゼルス・カウンティー美術館のジャパニーズ・パビリオンで行われます。LACMA の所蔵品とロサンゼルス在住の名刀のコレクターが持っている刀が展示されます。同時開催される「サムライ・アート」と「バービー・ミューラー夫妻の集めた日本の鎧」展は、日本でも見ることのできない展示会です。