ジャパン・ハウス・ロサンゼルスは、12月11日(土)より『KUMIHIMO: The Art of Japanese Silk Braiding by DOMYO』展を開催いたします。本展は、組紐の歴史と技術を紹介する北米初の展覧会であり、1652年の創業以来、職人が一本ずつ丁寧に組紐を組んできた老舗、有職組紐 道明監修のもと、形作られた展示となります。

大陸から伝来し、奈良時代に日本に根付いたとされる組紐は、お寺の仏具や貴族が大刀を下げる際に用いた平緒、武具の紐、経巻の紐等として用いられ、様々な組み方や染めの技術が発展しました。

本展では、正倉院や法隆寺で使われていた組紐のレプリカを展示し、古くからの伝統を紹介するとともに、組紐の作成に用いられる高台・丸台の大型模型の展示により組紐の作成過程と構造を紹介します。

また、東京大学の舘研究室による組紐の数学・工学的構造を紹介するインスタレーションや、衣服標本家の長谷川彰良氏による組紐を使った斬新なファッション作品等、ファッションや建築の分野で活躍する才能と組紐の協働を通し、古くて新しい組紐の魅力を伝えます。

本展は、ジャパン・ハウス巡回展として、ロサンゼルスに続きロンドンとサンパウロでも展示が行われる予定です。

KUMIHIMO: The Art of Japanese Silk Braiding by DOMYO
会期|2021年12月11日(土)~  2022年3月6日(日)
時間|毎日午前11時 〜 午後6時
場所|ジャパン・ハウス ロサンゼルス 2階ギャラリー

有職組紐 道明について

日本には、飛鳥・奈良時代から現代まで絶えることなく続く組紐という独自の技術がございます。色とりどりの糸によって、長い時間をかけ組あげられた一本の組紐は、美術工芸品に欠かすことのできない装飾物として、また様々なものを結びあわせるための紐として、日本の文化を脈々と彩ってきました。

日本の伝統技術を持って世界中の方々に使っていただける製品を作ることは有職組紐 道明が目指すべき目標でございます。これまで道明の組紐を長くお使いいただきました皆様にも、この機に新たに道明を知っていただいた皆様にも、新鮮でありながら、いっそう奥深い組紐の魅力を感じていただけましたら幸いです。

公式ホームページ:https://domyo.co.jp/