Cultural News 6月号は、サクラメントの美術館で開催の小圃千浦(おばた・ちうら)展、ワシントンで開催の「動物をテーマにした日本美術展」を紹介しています
東繁春・カルチュラルニュース編集長から
Cultural News 6月号を作りました。その内容を紹介します。6月も、アメリカでは第一級の日本美術展が開催されています。
6月2日からはワシントンにある National Gallery of Arts(国立美術館とでも訳すのが適当でしょうか)で、重要文化財級の作品を含む、約300点を集めた「動物をテーマにした日本美術展」が始まっています。7月に作品の入れ替えがありますが、期間は8月18日です。展示作品数が、少し、縮小するようですが、同じテーマの展示が9月22日からロサンゼルス・カウンティー美術館で行われます。
この「動物・日本美術展」は、国際交流基金が中心となり実現した企画展で、6月16日までニューヨーク・メトロポリタン美術館で開催された「源氏物語展 in New York 紫式部、千年の時めき」に続く、日本政府による「Japan2019」キャンペーンの一環です。
6月5日にNational Galleryで行われたオープニング・セレモニーはYouTubeで実況中継されたので、私も見ることができました。最初にワシントンの日本大使が登場され、この企画展の重要性を理解できました。
YouTubeを見た後で、これは、ワシントンに取材に行かねばと思い立ち、調べてみると、ロサンゼルスーバルティモア往復300ドルという格安チケット(Spirit Airline)がありました。6月25日の夜、ロサンゼルスを出発し、26日の朝、ワシントンの郊外にありバルティモア空港に到着、26日はワシントンで1泊し、27日の夜にロサンゼルスに戻ります。
3月には、NYメトロポリタン美術館に「源氏物語」を見に行きましたが、美術展は、実際に現物を見ないと、情報だけでは、理解できないことが、よくわかりました。
カリフォルニア州の州都であるサクラメントにあるクロッカー美術館では6月23日から Chiura Obata: An American Modernが始まります。昨年から始まった巡回展で、岡山生まれで、仙台で教育を受け、カリフォニアで活躍した小圃千畝(おばた・ちうね)の作品約100点を集めた大型企画です。この企画展は「小圃千畝、カリフォルニアに生きる」のテーマで1月18日から3月10日まで、岡山県立美術館で展示されました。
建築家ギョウ・オバタは小圃千畝の息子です。ギョウ・オバタを含む5人の二世芸術家を紹介する1時間のテレビ番組が5月に全米で放送されました。Masters of Modern Design というタイトルです。番組の制作は、全米日系人博物館のメディアセンターです。
令和元年春の叙勲で、ロサンゼルスのソーシャルワーカー坂本安子さんが叙勲されました。寿司シェフを養成する学校を20年近く経営しているアンディー松田さんが、農林水産省から「日本食親善大使」に任命されました。ロサンゼルスに長く住んでいると、こうした日本人コミュニテーの有名人が、日本政府から褒められると、私でも、ロサンゼルス日本人コミュニティー視点の記事を書いてしまいがちです。
20年前、私が日本人コミュニティーのための新聞を英語で発行したいと考えたのは、アメリカにおける日本人の立場を紹介できるような新聞を作ろうと思ったからでした。
調べていくと、坂本さんの場合は、カリフォルニア州のソーシャルワーカー協会から、表彰されたときの坂本さんの仕事を評価する文書があり、松田さんの場合は、ホーランド・アメリカ・ラインというクルーズ船会社が松田さんを全クルーズ船を監督する料理委員会のメンバーに加えたことが明らかになりました。
ビデオ番組 Masters of Modern Design もアメリカで、そして世界で評価を受けた日本人、日系人の紹介です。アメリカにおける柔道を総括している団体にUSA Judo があります。この団体は、オリンピック選手の選考も行います。USA Judo Hall of Fame / Class of 2019の式典が6月1日にラスベガスのウエストゲード・リゾートでありました。私は、ロサンゼルスーラスベガスの夜行バスに乗って取材に行ってきました。
アナハイムの美術館では、静岡県の水墨画家・中野素芳(なかの・そほう)氏の四季の桜を墨だけで描いた40枚の作品インストレーションが行われています。ロサンゼルス生まれ日系4世のデリック・ヤマシタは、今、山形県酒田市に居ます。デリックは、酒田甚句(じんく)流し踊りを紹介するレポートをHidden Japan というウエッブサイトで発表しています。
Cultural News 6月号は、ロサンゼルスでの盆踊りスケジュールや大谷祥平選手を呼んで日米協会の110周年ディナーが行われる記事などなど、ロサンゼルスでの日本文化を紹介する記事が掲載されています。
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