写真=NHKニュースウエッブのサイトから。鹿児島県内で災害査定の調査が始まる。

写真=NHKニュース・ウエッブのサイトから。鹿児島県内で災害査定の調査が始まる。

NHKニュース日本時間7月5日 12時46分発表(米西部時間4日10:46PM)

記録的な大雨で被害を受けた鹿児島県で、道路や河川の状況を調べ、国が補助する費用を決める「災害査定」に向けた調査が5日から始まりました。

5日は国土交通省の災害査定官が、鹿児島県の担当者などと県内の被害を受けた場所を視察し、姶良市の山あいを走る県道の栗野加治木線では谷側の道路がガードレールごと崩れた状況が確認されました。

また、霧島市の郡田川では水位の上昇に伴っておよそ35メートルにわたって土手が崩れ、道路の一部も大きく削られていました。

県の担当者は、崩壊を食い止める応急策として、霧島市が鉄の板で固定する対策をとったと説明していました。

国土交通省は、この調査をもとに応急措置や復旧の方法を自治体に助言することにしていて、なるべく早く国が補助する復旧工事の費用を決めたいとしています。

国土交通省の小寺秀治災害査定官は「今後の雨に備えて、二次被害が起きないよう現場を見たうえで、しっかりと対策を考えたい」と話していました。

今回の調査は鹿児島市など県内各地で6日まで続けられる予定です。

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佐藤正久・参議院議員(自民党・全国区比例)・外務副大臣のTwitterから、4日11:15PMの発表(米西部時間4日7:15AM)

自衛隊は1.4万人態勢を維持、鹿児島市での給水支援や河川監視等を実施。県庁に雨は止んでいます。

NHKニュース7月4日11:25AMの発表(米西部時間3日7:25PM)

宮崎県内の避難指示と避難勧告が、4日11:00AMの時点ですべて解除されました。

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NHKニュース7月3日 11:30PMの発表 (米西部時間3日7:30AM)

各自治体が発表している3日午後11時半現在の避難に関する情報です。

避難指示=大雨の5段階の警戒レベルのうちレベル4にあたる「避難指示」が出ているのは、鹿児島県と宮崎県で合わせて52万2000世帯余り、110万4000人余りにのぼっています。
避難指示が出ているのは、鹿児島県が鹿児島市、日置市、霧島市、いちき串木野市、南さつま市、姶良市、大崎町、垂水市、鹿屋市のいずれも全域、東串良町と南九州市のいずれも一部の地域です。
また宮崎県が宮崎市と都城市、日南市、串間市のいずれも一部の地域です。
「避難指示」は災害が発生するおそれが極めて高い状況となり、自治体が重ねて避難を呼びかける場合に発表されます。

 

避難勧告=警戒レベル4にあたる「避難勧告」は鹿児島県と熊本県、それに宮崎県で少なくとも35万5000世帯余り、74万7000人余りに出ています。
「避難勧告」は対象の地域の全員に速やかに避難するよう呼びかける情報です。

避難準備=また、警戒レベル3にあたる「避難準備の情報」が、少なくとも53万世帯余り、118万人余りに出ています。
高齢者や体の不自由な人など、移動するのに時間がかかる人に早めの避難を促す情報です。

 

NHK関連リンク

お住まいの地域の避難・災害情報はこちら

5段階の大雨警戒レベル

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