スマホの実用例:2018年西日本豪雨災害の経験―ロサンゼルスで役にたった広島県呉市の防災情報メール

Shige Higashi iPad

カルチュラルニュース編集長、東 繁春

カルチュラルニュース編集長、東 繁春(2018年8月記)
.
わたしは、数年前からわたしの故郷、広島県・呉市防災メールをロサンゼルスでも受信できるように登録しています。
.
そして、このメールは、わたしのiPhone のスクリーン画面に、着信と同時に表示されるようになっています。
.
今回の豪雨災害について、最初に気がついたのは、ロサンゼルス時間7月5日3:50PMのことでした。
.
日本時間、7月6日7:50AMです。「こちらは呉市です。土砂災害や浸水の危険性が高まっているため、7時45分、市内全域に避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。」
これを読んで、すぐに、呉市広横路地区に居る、母親(88歳)に電話をしました。電話は通じました。母の生活に異常がないことがわかりました。
.
ロサンゼルス時間7月6日12:03AM(5日の深夜です)
日本時間では、7月7日4:03AM に、「呉線 大雨 運転見合わせ」
が防災メール送られてきました。わたしは、JR呉線の運行を、いつも目安にしています。
呉線が運行できないほどの大雨が降っていることが認識できました。
.
ロサンゼルス時間7月6日6:46PM
日本時間、7月7日10:46AMに、「重要 水道の断水及び水圧低下について」が発信され、(日本時間7月7日の)「お昼過ぎ頃から断水及び水圧低下となります。」
の情報が入ってきました。すぐに、呉市の母親に電話をして1時間後に断水が始まるので風呂に水をためるように伝えました。
.
今回の豪雨災害では、幸いにも、母が住む呉市地域への電話回線が切れなったので、ロサンゼルスからいつ呉に電話をしても、高齢の母と話をすることができました。
.
また呉市防災情報メールを受信することで、呉市内の被災状況をリアルタイムで知ることができました。たぶん、呉市内にいるひとよりも、ロサンゼルスのわたしの方が災害の全体状況をより早く知ることができたと思います。

(了)