
生前の桑原弘之先生
ロサンゼルスの曹洞宗米国別院・禅宗寺で、長年、開教使を務めた桑原弘之(くわはら・こうし)先生が3月12日、ウエストヒルズ病院で急逝された。肺の病気が原因。83歳だった。葬儀は、曹洞宗・禅宗寺(123 S Hewitt Street, Los Angeles, CA 90012)で、23日午前11時から、曹洞宗北米総監・秋葉玄吾・老師の下、7名の僧侶で行われる。通夜は、22日午後7時から。
桑原先生は、1934年に静岡県三島市の商家で生まれ、東京で育つ。若き日に禅僧になることを決意し、駒沢大学で仏教を学んだ。卒業後、海外布教の開教使に志願し、1959年にブラジルに渡り、サンパウロとリオデジャネーロの布教所の設立に貢献した。
1964年にロサンゼルスに移り、禅宗寺および曹洞宗・北米国際布教総監部の仕事に携わりながら、同時に、短大、UCLAで学んだ。1969年から1999年まで、銀行・コンピューター・システム会社などに勤務をしながら布教活動をした。
会社を引退後、1999年から2005年まで、フルタイムの禅宗寺開教使を務めた。
桑原先生の自宅はウエストヒルズで、家族は、妻・光代さん、息子・弘光さん、娘・朋子さん、孫4人。桑原先生の僧侶名は、慈照弘之和尚。
Zenshuji Soto Mission
123 South Hewitt Street
Los Angeles, CA 90012
(213) 624-8658
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