ロサンゼルスの建築家で、日系社会のリーダー高瀬隼彦さんの葬儀が、リトル東京で、1月12日に行われる (1)

ロサンゼルス在住の建築家で、日系社会のリーダー役だった、高瀬隼彦(たかせ・はやひこ、88歳)さんの葬儀が1月12日、ロサンゼルス・リトル東京の福井葬儀社で行われた。

高瀬さんは1999年に南カリフォルニア日系商工会議所の会頭を努め、2000年には日本政府から旭日双光章を贈られた、ロサンゼルス日系社会のリーダーだった。

高瀬さんは東京大学の建築学科を卒業後、デトロイトとニューヨークの建築事務所で研修を受け、ハーバード大学の建築大学院を終了した。一時、日本に帰国したが、1964年に再渡米し、リトル東京の再開発で、新築ビルの設計に携わった。

現在、リトル東京にある、鹿島ビル、ミヤコホテル、東本願寺ロサンゼルス別院は高瀬さんの設計による建築物だ。また、現在、リトル東京で建設中の武道館(体育館)のコンセプチュアル設計も担当した。

1998年にはLA東京会、2000年にはLA着物クラブの発起人として設立に参加し、それぞれ初代の会長を務めた。また、日本国籍を持つ者が海外でも選挙ができるように海外有権者ネットワークLAにも参加し、初代の会長を務めた。

近年は、ロサンゼルス・ボイルハイツにある敬愛・看護施設に入居していた。2018年12月21日に肺炎のため、ボイルハイツにあるホワイト・メモリアル病院に入院、12月27日午後8時30分ごろ、妻の純子(すみこ)さんと娘のマヤさんに看取られながら、息を引き取った。

12日の葬儀は家族と親しい友人だけで行われた。ロサンゼルスの日系コミュニティーといっしょに高瀬隼彦さんを偲ぶ会 Hayahiko Takase Life Celebration が4月27日(土)午後2時からリトル東京のUnion Church 【合同教会)で行われます。4月27日の高瀬さんを偲ぶ会についての問い合わせは、april27memorial@gmail.com へ。

1月12日の葬儀のようすは下記リンクをクリックしてください。
http://digest.culturalnews.com/?p=11647

 

(カルチュラルニュース編集長、東 繁春)