囃子デモンストレーションで小鼓を手にする四世堅田喜三久氏(中央)と共演者たち。羅府中央学園にて、2026年8月23日。(写真提供:Fuji Japanese Music, Inc.)

囃子デモンストレーションで小鼓を手にする四世・堅田喜三久氏(右から二人目)と共演者たち。羅府中央学園にて、2026年8月23日。(写真提供:Fuji Japanese Music, Inc.)

ロサンゼルスの邦楽 2026 | 羅府中央学園でお囃子コンサート|四世・堅田喜三久を迎え、二世ウィーク協賛行事 | 8月23日

2026年8月23日、ロサンゼルス・ボイル・ハイツの羅府中央学園(らふちゅおうがくえん)にて、Fuji Japanese Music,Inc.は、二世ウィーク協賛行事として「お囃子コンサート」を開催した。午前11時半から約2時間にわたり行われたこのコンサートには、日本からお囃子の第一人者、四世・堅田喜三久(かただ・きさく)氏を迎え、司会は井村紀子氏が務めた。

プログラムは、長唄「雛鶴三番叟」「藤娘」「越後獅子」「鶴亀」、大和楽「あやめ」、そして囃子デモンストレーションが演奏された。

四世・堅田喜三久氏は、人間国宝であった三世・堅田喜三久の次男にあたる。三世は1983年にリトル東京に日米劇場が完成して以降、20年以上にわたりロサンゼルスの邦楽界に活気を与えた先代であり、その息子である四世は2025年、「堅田喜三久」を継いだ。それに先立ち、堅田新十郎の名で映画「国宝」に出演し、小鼓を演奏したことでも知られる。

久しぶりとなる本格的なお囃子演奏の合間には、囃子デモンストレーションのコーナーが設けられ、堅田喜三久氏が小鼓、大皮、太鼓それぞれの仕組みと実演を紹介した。続いて、大太鼓と三味線、能管を用いて波音、水音、風音、雨音、雪音を表現し、最後は妖怪が出現する「ドロ」を演奏した。それぞれの場面には坂東拡三也社中による踊りの表現が加わり※、観客は演奏の合間に珍しい試みを楽しんだ。

三味線、唄、お囃子の息の合った演奏に、久々の本格的なお囃子の会を観客は大いに楽しんだ様子だった。今回の公演をもとに、Fuji Japanese Music, Inc.はさらに精進を重ね、来年の二世ウィークでは男性演者だけによる演目を加えるなど、より充実した会をすでに計画している。

コンサート終演後、出演者一同。羅府中央学園にて、2026年8月23日。(写真提供:Fuji Japanese Music, Inc.)

コンサート終演後、出演者一同。羅府中央学園にて、2026年8月23日。(写真提供:Fuji Japanese Music, Inc.)