「長唄鳴物」の人間国宝、堅田喜三久(かただ・きさく)先生が12月17日、虚血性心不全のため東京都内で死去されました。85歳でした。

堅田喜三久先生は、歌舞伎・長唄・囃子(はやし)の望月流家元、九代目・望月太左衛門の次男として生まれました。

伯父の三代目・堅田喜惣治に師事し、1953年に三代目・喜三久を襲名しました。千曲以上の作調を行い、邦楽は元より、現代音楽やジャズの演奏にも参加されました。

1981年にUCLAの夏季講習に講師として参加したことがきっかけで、1982年に米国堅田会をロサンゼルスに発足させました。

1984年のリトル東京・日米劇場での公演を皮切りに、その後20年間、定期的にロサンゼルスで邦楽の実演、紹介につとめ、ロサンゼルス地元の邦楽演奏家を育てました。1999年に人間国宝に認定されました。

近年の米国堅田会の活動は、喜三久先生の子息、堅田新十郎(かただ・しんじゅうろう)氏が引き継いでいました。新十郎氏は、2017年7月の囃子コンサート、2019年2月の大和楽コンサートに出演しています。

堅田喜三久先生の本名は、安倍康仁(あべ・やすまさ)です。葬儀・告別式は親族のみで行われます。御供花の問い合わせ http://www.meishinsha.com/contact.html