Nadeshiko Family Photo

Nadeshiko Cast List Japanese

被爆後に残された子供たちの心を描く音楽劇、8月7日、9日にロサンゼルスで上演

音楽劇 「撫子」(なでしこ)

~疎開児童への広島の家族からの手紙~

+

8月7日(金)午後7時

Irvine Presbyterian Church

4445 Alton Parkway, Irvine, CA 92604

+

8月9日(土)午後3時

Zipper Hall at Colburn School

200 South Grand Ave, Los Angeles, CA 90012

上演時間90分

ドネーション制:20ドル

入場予約 kuroproductions@yahoo.com  (818) 769-5697

+

咲子 = ユカリ ブラック

父 = 増山久人

母 = 出田詩織

大輔 = 前重のい

ナレーター=フランシス歩美

戦争や原爆を恨む事とは違う視点を、子供に与えた両親からの一束の手紙。日常の言葉の中に溢れる愛情、それに伴う叙情的なピアノ曲 — そこには恨みを言わず悲劇を悲劇で終わらせない人間の強さが潜んでいる

広島の作曲家小玉好行作、音楽劇『撫子』(なでしこ)は、原爆時に広島市に実在した八尾家の生存者、鈴木咲子著『撫子』を原本とする音楽劇。

咲子の想いや、想い出話の中に、疎開先に届けられた家族からの実際の手紙を歌にして織り込んだ作品。家族愛を表現する中に、戦後70年を迎えて更なる世界平和への祈りが込められている。

この作品を、Kuro Productions 制作、 ユカリ・ブラック演出、そして、有志の、LA在住で日本とアメリカで活躍するトップの日本人俳優達と協同システム生徒代表の出演で、英語字幕付きで日本語で公演する。ロサンゼルスカウンティーとオレンジカウンティーでの2公演開催。

音楽劇『撫子』について

実話を広島の作曲家小玉好行先生が作曲して1994年に音楽劇にした『撫子』という作品です。

第二次世界大戦時に、原爆で亡くなるまで両親と兄が疎開先の二人の兄妹に送った手紙の書簡集と、その生き残った娘の思いや思い出話を織り込んだ実話です。

1944年秋。八尾さん一家は、お父様の転勤に伴い東京より広島へ。六人家族は広島市の中心にある鉄砲町に住むことになり、兄弟3人は幟町国民学校(現広島市立幟町小学校)に転入しました。その頃すでに戦争は末期に近く、戦況も悪化していました。

1945年4月、広島市は国民学校初等科三年生以上の子どもたちを、空襲のない郊外に強制的に避難させる学童疎開を決行。第一中学校(現広島県立国泰寺高等学校)に進学した長兄と末娘はご両親と共に残り、二男の洋二さんと長女の咲子さんは、家族と別れ広島から離れることになったのです。

そして、終戦までの4ヶ月余りの間、広島のご家族は疎開した二人にたくさんの手紙を書きました。

しかし…。8月6日、広島に原子爆弾投下。八尾さん一家の全てが失われました。その後、兄妹はお父様の故郷である鳥取で成長しますが、戦後の苦しく寂しい時に2人を支えてきたのが、手元に残ったご家族からの一束の手紙でした。

その手紙に織り込まれた両親の愛情こそが、戦争や原爆を恨む事とは違う、もう一つの視点をお二人に与えたのでした。劇中、咲子さんは、両親や兄妹を奪った原爆に対して恨み言を一言も言いません。両親の、何気ない日常の言葉の中にあふれる思いやりや愛情、それに伴う叙情的なピアノの音楽... そこには悲劇を悲劇のままで終わらせない人間の強さが潜んでいます。

この作品は、誰がいけないのか等を問うのでは無く、平和への願いを未来に繋げる様、家族愛を通して 二度と繰り返してはいけない史実を語り継いでいくものです。

http://www.facebook.com/nadeshiko2015