2026年3月21日に「西南」施設で開かれた「西南シニア・シチズン・クラブ」と「高齢者を守る会」の合同新年会 (CN Photo/Shige Higashi)

(2026年5月発表)

高齢者を守る会(KSCA)と西南シニア・シチズン・クラブ(「西南」)の合併について

ロサンゼルスで最も歴史ある日系高齢者センターの一つ「西南シニア・シチズン・クラブ」(以下 「西南」)と、日系高齢者施設の必要性を訴えてきた非営利団体「高齢者を守る会(以下KSCA)」が、今年(2026年)1月に合併し、5月に入ってカリフォルニア州から承認されたことをお知らせいたします。新組織の名称は「西南高齢者シニアケアSeinan Koreisha Senior Care(SKSC)」です。

今回の合併により、「西南」敷地内に2026年前半には高齢者デイケアプログラムを開設することが可能になります。それとともに、同敷地内に非営利のナーシングホームを建設する計画が押し進められることとなります。デイケアおよびナーシングホームでは日英両語を使用し、日本人および日系アメリカ人高齢者のため文化的に配慮された環境を提供します。そして、「西南」で多くの年月をかけて築かれた諸活動の遺産を継承していきます。

「西南」前理事長であり、現在SKSC理事会議長を務めるカーティス小林氏は次のように述べています。「KSCAとの合併を発表できることを大変嬉しく思います。日本人および日系アメリカ人コミュニティの高齢者向けサービスをさらに発展させていきたいと考えています。」

また、KSCA会長のジョン金井氏は、「これは日系コミュニティ全体にとって素晴らしい出来事です。『西南』との合併により、私たちは高齢者施設建設に向けて、大きく前進することができます」と語っています。

50年以上の歴史を持つ「西南」は、ロサンゼルス南中央部地域に住む日本人および日系アメリカ人に幾世代にもわたって、数多くのイベント、活動、サービスを提供してきました。一方のKSCAは草の根運動から生まれ、10年前に設立されました。KSCAは、居住費が手頃で安全な非営利ナーシングホームの実現を目指して活動してきたほか、日系アメリカ人医師会と共催のヘルスフェアや医療セミナーなどコミュニティ向けの活動を実施してきました。これらは今後も継続されます。

西南高齢者デイケア(Seinan Koreisha Adult Day Care)運営責任者の池田啓子氏は 、 「合併は歴史的な節目であり、これを実現した関係者に心から感謝しています。これは、大きくて深い歴史的背景を持つこの地域の“再生”を意味していると思います」 と喜びを語っています。

また、「西南」理事アイリーン吉村氏は、「この合併は、日系史の大きな一里塚です。これから多くの人々ともに活動できることを、心から光栄に思います」とコメントしています。

「西南」地域に家族のルーツを持つマーク中川牧師は、 「この合併は歓迎すべきものであり、日系コミュニティにとって不可欠な医療・福祉サービスをもたらすことになるでしょう」と述べています。

今回の合併は、非営利ナーシングホームのためのスペースを確保したにとどまらず、「西南」が長年築いてきた日系社会の遺産を未来へと継承することを可能にします。南カリフォルニア庭園業連盟元会長の小山信吉氏はこの点につき、 「『西南』が始めたコミュニティサービスが、この合併を通じ将来にわたって継続されることに疑いの余地はありません」と喜びを表しています。

新組織の会長である古賀慎一郎氏は、次のように決意を表明しています。 「高齢者支援という共通の使命のもと、両団体はこれまで長期にわたり日系アメリカ人コミュニティを支援してきました。今後さらに地域のパートナーと緊密に連携し、現在および将来の世代が誇りに思えるような組織を築いて参ります。」

お問い合わせについては、SKSC公式ウェブサイトwww.koreishasca.orgを通してご連絡ください。