
ロサンゼルス国際空港の新国際線ターミナル(ミッドフィールド・コンコース)の完成予想図
ロサンゼルス市が運営するロサンゼルス国際空港で2月27日、ガルセッティ市長などロサンゼルス国際空港の関係者が集まり、新国際線ターミナルの起工式が行われた。新ターミナルは Midfield Satellite Concourse (ミッドフィールド・サテライト・コンコース)と呼ばれ、12ゲートが設けられる。総事業費は1600ミリオン・ドル(約1600億円)で、2019年後半までに、部分的な運用開始を目指している。
新ターミナルは、現在の国際線トム・ブラドレー・ターミナルの西側に位置し、延長約300メートルの地下通路で、ブラッドレー・ターミナルと新ターミナルは結ばれる。12ゲートの中の2ゲートは、エアバス380型やボーイング747-8型のような超大型機に対応する。10ゲートは、ボーイング777型、787型、エアバス330型、350型に対応する。
ロサンゼルス国際空港の2016年の乗客数は8090万人で、世界第7位、アメリカでは第2位。国内線の1日の便数は742で、アメリカの101都市と結ばれている。国際線は、64航空会社が乗り入れ、週ごとの便数は1280で、42カ国、77都市と結ばれている。
航空貨物の年間取り扱い量は約210万トンで、世界で14位、アメリカでは5位になっている。
ロサンゼルス国際空港は、ロサンゼルス市が所有していて、ロサンゼルス市行政の部局である「ロサンゼルス・ワールド・エアポート」が運営している。