ロサンゼルス・リトル東京の鮨元レストラン・オーナーの豊島年昭さんが、「日本食海外普及功労者」として農林水産省から表彰される
12月13日(日本時間)、東京で、ロサンゼルスの豊島年昭氏(リトル東京の鮨元レストラン創業者)が農林水産省より,「日本食海外普及功労者」表彰を受賞されました。
「日本食海外普及功労者」表彰は、農林水産省が平成18年(2006)度から実施しており、日本産農林水産物・食品の輸出の一層の拡大に向けて,日本食・食文化若しくは日本産農林水産物・食品の海外での紹介、普及等に多大に貢献してきた者等に対し表彰するものです。今年度はあわせて5名が表彰されました。(https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_award/)。
豊島氏は1973年に、ロサンゼルスの日本食レストラン「東京會舘」に6年間勤務した後,1980年には独立し,寿司レストラン「鮨元」を創業しました。
創作寿司とは一線を画し,食材にこだわる江戸前寿司を堅持する統の味は人気を博し,現在に至るまで繁盛店として知られています。同店では日本産食材を積極的に活用しており,新鮮な魚介類や日本酒等は日本産を利用しています。こうした長年の取組が評価され,2015年には和食普及と日本文化継承に貢献したとして,当館から総領事表彰を授与されました。
また,2019年には当地ローカルニュースLA Downtown Newsにおいて,同店は「Best Sushi」レストランに選ばれました。同店では今後もこだわりの日本産食材の活用を続けていくことから,現在,同店は「日本産食材サポーター店」への登録を申請中です。
豊島氏は2006年,当地日本食レストランを束ねる日系レストラン協会(JRA)の会長を務め,加盟レストラン向けに食品安全セミナー等の実施を主導し,日本食レストランの当地での取組を支援しました。また,JRAの取組として20年間続けている日系人養護老人ホームへの「寿司慰問」は,豊島氏及び鮨元が中心的な役割を担ってきました。現在,豊島氏はJRAの会長補佐を務めています。(ロサンゼルス総領事館発表)