
「日系パイオニアに感謝する会」の発起人 :前列・左から、鶴亀彰さん、雲田康夫さん、白井真由美さん、後列・左から諸橋義弘さん、竹花晴夫さん、土田三郎さん(Cultural News Photo)発起人には、石丸ひろみさんと水野穣さんを加えて全員で8人です。
今年、平成30年(2018年)は、明治元年から150年、そして同じ年に始まった日本人移民の先駆者と言われる「元年者」が当時のハワイ王国に渡ってから150年にあたることから、在米経験が長い日本人8人が5月1日、ロサンゼルスで「日系パイオニアに感謝する会」(英文名:Tribute to Nikkei Pioneers)を発足させた。
平成天皇の譲位が平成31年(2019年)4月30日に行われることが決まり、平成30年5月1日から31年4月30日までが最後の平成年号になることから「日系パイオニアに感謝する会」はその活動を支援するネットワークとして志のある新一世の仲間を「平成ラストサムライ」の名前で募集している。
「日系パイオニアに感謝する会」の8名の発起人たちは、全員が戦後60年代以降の渡米者で、会社経営者や企業駐在員、引退者など様々。戦後の日本人渡米者が、米国で一般の米国人と同様の生活やビジネスができるのは、先人の日系移民たちが、米国の人種差別を跳ね返してきた歴史があるから、との思いから、今年7月から来年4月まで、次の4つの記念イベントを計画している。
● 平成30年7月4日、創刊115年になるロサンゼルスの日英両語新聞「羅府新報」(らふしんぽう)に戦後渡米者から戦前の一世・二世への感謝を表す英文全面広告を掲載する。
● 8月11日と12日、毎年、リトル東京で行われるロサンゼルス七夕祭に、一世と二世への感謝の思いを込めた在米日本人生徒達の「七夕飾り」を出展する。
● 9月8日、トーランス・ホリデーイン・ホテルで今年100歳になる戦後一世の浅井菊次氏(ロサンゼルス・カウンティ)と99歳の帰米二世・三宅明巳氏(オレンジ・カウンティ)を中心とした対談式講演会を行う。後援:ロサンゼルス日本総領事館、南加日系商工会議所、南加県人会協議会、日系パイオニアセンター等
● 百歳以上の日系人・日本人を表彰し、新聞・テレビで紹介する。羅府新報ならびにマジックベルTVとのコラボ
● 平成31年4月までに、日系パイオニア150年を記念し、次世代に継承するモニュメントの建立計画立案を検討する。
「日系パイオニアに感謝する」記念事業の予算は約1万5000ドルで、「感謝する会」では講演会の参加費と「平成ラストサムライ」からひとり100ドルの寄付を集めて、実行する計画。現在までにすでに30名以上の日系パイオニアへの感謝の気持ちを表したいとの志を持つ新一世からの寄付が集まっている。
6月末までに100名のサムライを集める予定で、サムライ登録者には記念のバッジが贈られ、羅府新報の感謝英文広告に名前が掲載される。
モニュメント建立計画に関しては充分なフィージビリティ・スタディ後に予算計画を立てる予定。
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日系パイオニアに感謝する会(役員)
会長:竹花晴夫
上級副会長:雲田康夫、鶴亀彰
副会長:白井真由美、石丸ひろみ、諸橋義浩、土田三郎
事務局長:鶴亀彰
Address: Tribute to Nikkei Pioneers, 30016 Via Borica, Rancho Palos Verdes, CA 90275
Website:http://www.nikkei150.org
Eメール:info@nikkei150.org
電話 310-408-3186