ロサンゼルス郊外のレーガン・ライブラリーで行われた「アメリカ宮崎県人会」の創立40周年記念式典 (写真提供=アメリカ宮崎県人会)

ロサンゼルス郊外のレーガン・ライブラリーで行われた「アメリカ宮崎県人会」の創立40周年記念式典 (写真提供=アメリカ宮崎県人会)

ロサンゼルスに住む宮崎県出身者で作る「アメリカ宮崎県人会」の創立40周年記念式典が、10月29日に、ロサンゼルス郊外シミバレー市のロナルド・レーガン大統領記念博物館(レーガン・ライブラリー)で行われ、約140人が参加しました。

式典には、宮崎県から内田欽也副知事、宮崎県議会の星原徹議長ら5人が参加、地元のシミバレー市からはボブ・ヒューバー市長、キース・マッシュバーン副市長ら、ロサンゼルスからは、千葉明・日本国総領事、日系社会のリーダーらが招待されました。

アメリカ宮崎県人会は会員同士の親睦や憩いの場として1976年に発足して以来、次第に活動が拡大し、毎年、日系看護施設への慰問と、毎年8月にリトル東京で行われる七夕祭りへの屋台出店を行っています。

式典では、アメリカ宮崎県人会の森ジョージ会長は、「県人会の存続には、つらい時やチャレンジが続く時期も数多くあったが、どうにか乗り越えて来た。創立40周年の記念式典を、歴代40代目のアメリカ大統領ロナルド・レーガン氏の記念博物館で行えた事で、県人会員の二世や三世の協力を得ながら次の節目、創立50周年に向けて頑張って行く意欲が出て来た」とあいさつしました。

これに対し、内田副知事は2010年に宮崎県の酪農家を襲った口蹄疫の際に、アメリカ宮崎県人会がロサンゼルスで募金活動を行ったことに感謝すると共に、今後も宮崎県とアメリカ宮崎県人会との親善を図りたい、県人会への協力を惜しまないと祝辞を述べました。

式典は、全部で5時間のプログラムで、レーガン・ライブラリー内の歴史展示や大統領専用機・エア・フォース・ワンなどを見学した後で、福岡県人会の太鼓グループ「鼓弦会」の演奏する小倉太鼓で始まり、式典のあと、ロサンゼルスの民謡グループ「竹嶺会」が宮崎県の民謡を披露しました。

レーガン・ライブラリーでは、3月に満開になるサクラが名物になっています。

このサクラは、1999年に、アメリカ宮崎県人会と当時の宮崎県議会長が「アメリカ宮崎桜の会」を設立し、300本のサクラの苗木をシミバレー市とレーガン・ライブラリーに寄贈したものです。

その返礼として、シミバレー市から、レッドウッドの苗木が宮崎県西都市に贈られました。