2017/デトロイト美術館が所蔵する印象派作品など52点が東京・上野の森美術館で展示されます、2016年10月7日から2017年1月21日まで

 

デトロイト美術館展-大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち

2016年10月7日 – 2017年1月21日、上野の森美術館 (110-0007 東京都台東区上野公園 1-2)チケット、一般1600 円

 

2016年7月9日-9月25日(終了)大阪市立美術館

2016年4月27日- 6月26日(終了)(愛知県)豊田市美術館

http://www.detroit2016.com

(デトロイト美術館展のホームページから)

かつて富の象徴であった、その町が可能にした奇跡のコレクション。
傑作中の傑作が今、海をわたってやってくる。
まさにヨーロッパ近代絵画の「顔」というべき名画が集結。

モネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソほか、まさにヨーロッパ近代絵画の「顔」ともいうべき巨匠たちの名画が一挙来日。

1885年に創立して以来、自動車業界の有力者らの資金援助を通じて、世界屈指のコレクションを誇る美術館として成長したデトロイト美術館。ゴッホやマティスの作品をアメリカの公共美術館として初めて購入したのもデトロイト美術館でした。

このデトロイト美術館は、2013年、デトロイト市の財政破綻を機に、市の財源確保を目的として所蔵品売却の可能性が取りざたされました。しかし、国内外からの協力、そしてデトロイト市民の声により、作品は1点も失われることなく市民の憩い・学びの場として存続しています。

危機を乗り越え、今なお美術館のコレクションの中核を成している印象派、ポスト印象派、20世紀のフランス、ドイツの数々の傑作の中から選りすぐりの全52点をご紹介します。


デトロイト美術館 (Detroit Institute of Arts)

フォード、クライスラー、ゼネラルモーターズといった自動車産業で発展した工業都市デトロイトに位置し、100を超えるギャラリーに、古代エジプト美術から現代美術まで6万5千点以上の作品を所蔵しています。

デトロイト美術館のコレクションは、全米でも上位6館に入る規模とされ、その所蔵品の多様性も美術館を特徴づけている要素です。アメリカ、ヨーロッパ、近現代美術、グラフィックアートのまばゆいまでの作品群に加え、アフリカ、アジア、オセアニア、イスラム、古代美術という分野でも重要な品々を誇っています。

1920 年に特別設計されたボザール イタリア ルネサンス様式の複合施設は、街の中で最も瀟洒な建物のひとつに入っており、広々としたホールの大理石の壁を装飾する見事なフレスコ画に目を奪われます。メキシコの画家ディエゴ・リベラがアメリカの労働風景を描いたこの絵は、その街の活気と、社会問題を表現した傑作として、美術館の中心に位置しています。

2015年、当巡回展の担当学芸員でもあったサルバドール・サロールト=ポンス氏がデトロイト美術館の館長に就任しました。