ジル米大統領夫人の東京五輪・開会式への出席が、正式に発表されました。(米東部時間7月13日、午前7時)

NHK Web News 日本時間2021年7月14日 3時47分更新 (ロサンゼルス時間、7月13日午前11時47分)

アメリカのバイデン政権は、今月23日に行われる東京オリンピックの開会式に、大統領夫人のジル・バイデン氏が出席することを正式に発表しました。

これはホワイトハウスが13日(東部時間・午前7時)に発表しました。

東京オリンピックをめぐってアメリカ政府は、東京で4回目の緊急事態宣言が出されるなど、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が続く中、今月23日に東京の国立競技場で行われる開会式に誰を派遣するか検討していました。

ホワイトハウスは先月、バイデン大統領は出席しないと発表しましたが、代わってファースト・レディーのジル氏が出席する方向で、先週、先遣隊を東京に送るなどして日本側と最終的な調整が進められていました。

ジル氏がオリンピックに政府代表として派遣されるのは、2010年のバンクーバー大会に当時のバイデン副大統領とともに出席したのに続いて2回目です。

専門家「夫人の派遣 大統領の強い思い入れの表れ」

アメリカのバイデン政権は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を目指す日本政府の取り組みを一貫して支持する姿勢を示してきました。

バイデン大統領がことし4月に首都ワシントンで行った、菅総理大臣との日米首脳会談の共同声明では「安全・安心な大会を開催するための菅総理大臣の努力を支持する」と明記しました。

日本国内における新型コロナウイルスの感染状況が改善しない中でも、ホワイトハウスのサキ報道官は「われわれの立場は変わらない」と繰り返し述べ、日本側と緊密に連携していく姿勢を強調してきました。

背景には、アメリカ国内でワクチンの接種が進んで感染状況が改善し、オリンピック開催を期待する声が強まっていることに加え、台頭する中国を念頭に、アメリカにとって日本との同盟関係がかつてないほど重みを増していることがあります。

東京大会の開会式にジル氏を派遣するねらいについて、ワシントンにあるシンクタンク、ブルッキングス研究所の研究員でバイデン政権に近いライアン・ハス氏は「世界中でジル氏ほど大統領に近い人はいない。大統領夫人を派遣するのは、バイデン大統領のオリンピックへのとても強い思い入れの表れだといえる」と分析しています。