石井志をんの短歌研究
石井志をんの短歌研究、家族の歌 松江久志「花宇宙」春の巻 (その十八)
石井志をんの短歌研究、家族の歌
松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その十八)
セコイヤ(その一)
「妻も吾もいずれ死にゆく長命のセコイヤ羞しく黒々と立つ」
「霧白くセコイヤ樹…
石井志をんの短歌研究、家族の歌 松江久志「花宇宙」春の巻 (その十六)
石井志をんの短歌研究、家族の歌
松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その十五)
李
「返り咲く李の白き花を見て風無き野辺を母と歩みぬ」
「しばらくを病母と佇ちいて花李見ておるこ…
石井志をんの短歌研究、家族の歌 松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その十五)
松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その十五)
ストック
「ストックは妻のにおいと思いたる裡の慕情をただに過ぎ行く」
「ストックが紫あわく咲くゆえに寄りゆき妻は声をかけおり」
松江久志の著…
石井志をんの短歌研究、家族の歌 松江久志「花宇宙」春の巻 (その十四) 芍薬
石井志をんの短歌研究、家族の歌
松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その十四)
芍薬
「おもむろに芍薬ほどけてゆくさまを病みいる母が長々と見る」
松江久志の著書「花宇宙」副題「松江久志の植物短歌歳時記…
石井志をんの短歌研究、家族の歌 松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その十三)
「円き葉のサルトリイバラに包まれし餅の香りに母しのばるる」
松江久志の著書「花宇宙」副題「松江久志の植物短歌歳時記」より
サルトリイバラは秋に赤い実を着ける蔓(ツル)性の植物である。若葉は食用…
石井志をんの短歌研究、家族の歌: 松江久志「花宇宙」春の巻 (その十)
松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その十)
「花の中に花を楽しむ妻がいてあたり柔らか湖辺の桜」
「向き合いて小声で話す愉しさに桜の花びら艶めきてとぶ」
松江久志の著書「花宇宙」副題「松…
石井志をんの短歌研究、家族の歌 : 松江久志 「花宇宙」 春の巻(その八 )
松江久志(まつえひさし)「花宇宙」 春の巻(その八 )
「花も笑む事があるよと老母がゆびさす辛夷(コブシ)は白き折鶴」
松江久志の著書「花宇宙」副題「松江久志の植物短歌歳時記」より
歌人…
石井志をんの短歌研究、家族の歌 / 松江久志「花宇宙」春の巻 (その七)
松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その七)
「小手毬を可憐なりとて老母は黄昏時の庭を動かず」
「小手毬のたわわに吹かれ乱れいる庭に老母は雑草(くさ)とりていき」
松江久志の著書「花宇宙…
石井志をんの短歌研究、家族の歌: 松江久志 「花宇宙」春の巻(その五)
松江久志(まつえひさし)「花宇宙」春の巻 (その五)
「老母に出す便りに四つ葉のツメクサを描き田舎を羞しむ心」
.........松江久志の著書「花宇宙」副題「松江久志の植物短歌歳…