常石芝青

アメリカ文芸
ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「蝶々の吹き上げられし籬かな」

嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年3月14日)
「蝶々の吹き上げられし籬かな」桜井銀鳥(カリフォルニア州パリヤー)
この句からどんな風景を想像するだろうか。籬(まがき)は「竹や柴などで目を粗く編…

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アメリカ文芸
ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「初句会占むる御製の軸の前」

嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年2月12日)
「初句会占むる御製の軸の前」常石芝青(ロサンゼルス)
太平洋戦争勃発で、収容されたワイオミング州ハートマウンテン強制収容所での作。戦争で、西海岸諸…

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アメリカ文芸
ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「牧の春立ちて歩める牛もあり」

嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年2月4日)
「牧の春立ちて歩める牛もあり」常石芝青(ロサンゼルス)
先週に続き芝青の句。この句は1932、3年ごろの作とみられる。作者は1907年、19歳で渡米…

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アメリカ文芸
ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「お年酒や帰化せぬ吾に故郷あり」

嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2019年12月9日)
「お年酒や帰化せぬ吾に故郷あり」橋田東洋子(はしだ・とうようし・土佐)
アメリカにやってきた日本人にとって、だれもが決断を迫られていることがある。…

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アメリカ文芸
ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「千年の樫新たなる若葉かな」

嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2019年11月18日)
「千年の樫新たなる若葉かな」常石芝青(ロサンゼルス)
「若葉」は当期の季語ではないが、現存する海外最古の俳句結社「橘吟社」(ロサンゼルス)の創立…

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