/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「水打つや別れに来たる志願兵」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年5月4日) 「水打つや別れに来たる志願兵」安田北湖(ロサンゼルス) 北湖はぜひ憶えておいてほしい俳人の一人。高濱虚子をして「北米に北湖あり、南米に念腹あり」と言わしめた俳人だ。 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「山うらら一老杖を削りをり」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年4月25日) 「山うらら一老杖を削りをり」山中耿城(ロサンゼルス) 作者の名前「耿城」は、おそらく「こうじょう」と読むのだろう。ロサンゼルス近郊のサウスパサデナにあった「如月句 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「行春や日本に死にゝゆくといふ」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年4月15日) 「行春や日本に死にゝゆくといふ」三宅太郎(ポートランド) ロサンゼルスの俳句結社「橘吟社」が発行している俳誌「たちばな」の1936年1月号に、太郎による「在米俳壇 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「嶺々暗らく朝焼け空に皆祈る」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年3月27日) 「嶺々暗らく朝焼け空に皆祈る」臼田天城子(テキサス州サンタフェー収容所) 天城子の遺句集「楡の落葉」から引いた。手綴じで、編んだのは妻の葉子。夫とともに俳句に精進 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「蝶々の吹き上げられし籬かな」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年3月14日) 「蝶々の吹き上げられし籬かな」桜井銀鳥(カリフォルニア州パリヤー) この句からどんな風景を想像するだろうか。籬(まがき)は「竹や柴などで目を粗く編んだ垣根」。そこ […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「帰化なんぞ思ふても見ず耕せる」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年3月5日) 「帰化なんぞ思ふても見ず耕せる」小島靜居(パロスバーデス) 靜居は実際にアメリカに帰化したのだろうか、帰化しなかったのだろうか。おそらく、そのどちらであっても、この […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「初句会占むる御製の軸の前」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年2月12日) 「初句会占むる御製の軸の前」常石芝青(ロサンゼルス) 太平洋戦争勃発で、収容されたワイオミング州ハートマウンテン強制収容所での作。戦争で、西海岸諸州に住んでいた約 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「牧の春立ちて歩める牛もあり」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年2月4日) 「牧の春立ちて歩める牛もあり」常石芝青(ロサンゼルス) 先週に続き芝青の句。この句は1932、3年ごろの作とみられる。作者は1907年、19歳で渡米。大学中退後の1 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「元日や我に始まる一家系」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年1月29日) 「元日や我に始まる一家系」常石芝青(ロサンゼルス) 以前一度紹介した常石芝青の句。今年で創立98年周を迎えたロサンゼルスの俳句結社「橘吟社」創立の立役者であり、橘 […]