/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「バトン振る二世少女や独立祭」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年7月4日) 「バトン振る二世少女や独立祭」青砥疎影(ロサンゼルス) 今日はアメリカの独立記念日だった。いつもならパレードがあり、花火があり、人々はバーベキューで建国を祝うが、今 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「三千人の夕餉作りて門涼み」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年5月22日) 「三千人の夕餉作りて門涼み」福山英春(ロサンゼルス) 太平洋戦争勃発で、米国西部諸州の沿岸地方に住んでいた日本人や日系人は大統領令により強制収容所に送られることに […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「行春や日本に死にゝゆくといふ」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年4月15日) 「行春や日本に死にゝゆくといふ」三宅太郎(ポートランド) ロサンゼルスの俳句結社「橘吟社」が発行している俳誌「たちばな」の1936年1月号に、太郎による「在米俳壇 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「蝶々の吹き上げられし籬かな」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年3月14日) 「蝶々の吹き上げられし籬かな」桜井銀鳥(カリフォルニア州パリヤー) この句からどんな風景を想像するだろうか。籬(まがき)は「竹や柴などで目を粗く編んだ垣根」。そこ […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「早春の旗軒に揚げ国父の日」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年2月25日) 「早春の旗軒に揚げ国父の日」池田佐保子(ロサンゼルス) 佐保子の生い立ちなど詳細は不明だが、「北米俳句集」に収められている自選20句に目を通すと、以前はコロラド州 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「元日や我に始まる一家系」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年1月29日) 「元日や我に始まる一家系」常石芝青(ロサンゼルス) 以前一度紹介した常石芝青の句。今年で創立98年周を迎えたロサンゼルスの俳句結社「橘吟社」創立の立役者であり、橘 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「賀状書く寂しき思ひ新たなり」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年1月21日) 「賀状書く寂しき思ひ新たなり」藤岡細江(ハリウッド) 一読して、ハッとさせられた。そして、この句を前にして、しばらく考え込んでしまった。本来なら目出度く、祝うため […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「屠蘇の酔覚めゆく街は異国なる」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年1月13日) 「屠蘇の酔覚めゆく街は異国なる」本田楓月(ポートランド) アメリカ俳句の面白さは、普通の俳句にはない要素、つまり、アメリカという異国に外国人として暮らす日本人が詠 […]
/ 最終更新日時 : アメリカ文芸 ロサンゼルス:嶋幸佑のアメリカ俳句鑑賞「松も植ゑ燈籠も据ゑ庭の春」 嶋幸佑が選んだ今日のアメリカ俳句(2020年1月6日) 「松も植ゑ燈籠も据ゑ庭の春」森寒川(モンテベロ) この句は、アメリカに住んでいる者として、強い共感を覚えるものだ。たとえば、作者が住んでいるモンテベロを車で走る。そ […]