2018/姉妹都市に貢献したサンディエゴのテルマ・プレスさん(90歳)への叙勲伝達式がサンディエゴ日本友好庭園でおこなわれました、1月31日

サンディエゴ日本友好庭園内にある稲盛パビリオンで行われたテルマ・プレスさんへの叙勲伝達式。演台に立つのは千葉明ロサンゼルス総領事。椅子に座っているのがプレスさん。(Cultural News Photo)

サンディエゴ日本友好庭園内にある稲盛パビリオンで行われたテルマ・プレスさんへの叙勲伝達式。演台に立つのは千葉明ロサンゼルス総領事。椅子に座っているのがプレスさん。(Cultural News Photo)

長年、日米間の姉妹都市運動に貢献したサンディエゴ在住のテルマ・プレスさん(90歳)への日本政府からの「旭日双光章」の伝達式が1月31日午後、サンディエゴ日本友好庭園で行われた。

テルマ・プレスさんの授章は、平成29年(2017年)秋の叙勲で発表され、サンディエゴを管轄するロサンゼルス総領事館は31日、千葉明総領事と職員がサンディエゴに出向き、サンディエゴ・バルボア公園地域内にある日本庭園・稲盛パビリオンで、叙勲伝達式をおこなった。

千葉総領事から勲章を受け取った後のスピーチで、プレスさんは「政治に影響を受けない市民外交官(Citizen Diplomat)が国際平和を作る」と述べた。

伝達式には、プレスさんが貢献してきたサンディエゴ日本友好庭園、サンディエゴ横浜姉妹都市協会、サンバナディーノ立川姉妹都市協会などの約80人が参加した。

全米姉妹都市協会の現在の会長、ティム・クイグリー氏(サンノゼ・岡山市の姉妹都市協会)、ロサンゼルス名古屋市の姉妹都市協会のトム・ラボンジ氏(2001年から2015年までロサンゼルス市会議員)が、お祝いの言葉をおくった。またオバマ元大統領からの祝辞メッセージも読みあげられた。

テルマ・プレスさんは、当時英国領だったインド・ダージリンで生まれ、カルカッタのロレト大学で地理学を学んだ。このときの先生の中にはマザー・テレサがいた。1945年にインドからアメリカに渡る航海の途中、戦争の残骸や難民キャンプの子供たちの困窮を見たことが、後の交際交流への献身の源になった。

1959年にカリフォルニア州サンバナディーノ市と東京都立川市の姉妹都市提携プログラムを作り、その後、姉妹都市委員会の委員長も長年、務めた。また、サンバナディーノ市行政の中で文化・国際部長を20年近く務めた。

1972年には、全米国際姉妹都市協会のカリフォルニア代表に選ばれ、1977年には全米姉妹都市協会の米国理事になった。

プレスさんは、サンバナディーノ市在住のときから、横浜市とサンディエゴ市の姉妹都市プログラムにも参加し、1981年からはサンディエゴ横浜・姉妹都市協会の理事になっている。サンディエゴに移住後は、サンディエゴ横浜の副会長を引き受け、2013年から2015年にはサンディエゴ横浜の会長を務めた。

プレスさんは、バルボア公園地域内にあるサンディエゴ日本友好庭園の理事を1994年から引き受け、2013年から現在に至るまで理事会の第1副委員長を務めている。日本庭園内に2015年にオープンした稲盛パビリオンの開設に大きく貢献している。

千葉ロサンゼルス総領事から叙勲伝達を受けるプレスさん。(Cultural News Photo)

千葉ロサンゼルス総領事から叙勲伝達を受けるプレスさん。(Cultural News Photo)