東日本大震災3年目を迎えて、カルチュラル・ニュースは「2014年東北巡礼」を計画します
東 繁春 (カルチュラル・ニュース編集長)から
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1000年に一度といわれている大津波の被害は、映像で何度も、何度も伝えれらていますが、実際に現地に行ってみないと、わからないことがたくさんあります。
ボランティアをするワケでもなく、ただ、被災地に行っていいのだろうか、という心配をされる方がたくさん、いらっしゃいます。
わたしは、これまで、3年間で6回、ロサンゼルスから被災地を訪れていますが、何もできなくても、まず、現地を見ること、現地のひととから体験談を聞くことが、被災者にとって、励みになっていることが、わかりました。
被災地への支援を始めるためにも、まず、現場に行って、ようすを聞くこと、そして、被災地のひとが必要としていることを、直接、知ることが、ほんとうに役に立つことなのです。
3月11日は、被災地の各地では、追悼式が行われます。
今回は、報道では、あまり伝えられていない、岩手県の北部の宮古市の追悼式に参加し、そのあとの2日間で、町が壊滅した南三陸町や陸前高田などの被災地を回るという日程です。 そして、3日目の最後には、福島市に寄って、放射能汚染の問題を抱えながら生活をしているふつうのひとの暮らしぶりを聞いてみようという日程です。
「東北巡礼2014」は、集合地が盛岡市、解散が福島市のツアーです。アメリカからの参加の場合も、3月10日に盛岡市まで、来ることができれば、参加できます。
いっしょに、被災地に行ましょう。
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東北巡礼2014年の日程
3月9日 (日曜日)
ロサンゼルスからの参加者は、9日までに、東京に到着します。
3月10日 (月曜日)
東は、ロサンゼルス時間9日00:10発のANA便で出発し、10日の午前5時に羽田に到着、そのまま、JAL便で三沢に飛びます。岩手県の漆の産地、浄法寺(じょうほうじ)を見学したあと、午後5時には、盛岡駅に行き、東京からの参加者を出迎えます。
参加者は、午後5時ごろまでに、盛岡駅に到着します。
熊ヶ井旅館(盛岡市盛岡駅西通 1-7-1, 019-606-1717) 午後7時から地元の人々との懇談会を開きます。
3月11日 (火曜日)
岩手県北バスで、盛岡から宮古へ。宮古市・市民総合体育館で、午後1時30から行われる追悼式に参加、そして午後6時30分から生協の店舗で行われるクラシック音楽の追悼コンサートに参加します。
宿泊は、宮古市内です。
3月12日 (水曜日)
朝、宮古から盛岡まで、バスで移動、そして、新幹線で盛岡を出発し、仙台経由で、本塩釜へ出ます。
本塩釜から南三陸観光バス会社のミニバスを貸しきり、松島、石巻、南三陸町の被災地を見て、南三陸テル観洋(南三陸町)に宿泊します。
3月13日 (木曜日)
午前中にミニバスで、気仙沼、陸前高田、午後に大船渡を見て、午後3時までにJR気仙沼駅に戻ります。
気仙沼から、JRで一ノ関に出て、新幹線で福島へ
午後7時から9時まで、地元のひとの話しを聞く
福島市内で宿泊しますが、最終の新幹線で、東京へ戻ることもできます。
3月14日(金)
福島を出発し、東京へ移動します
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費用は、実費(東京を出発地としてのJR切符、新幹線料金、4夜宿泊費、4朝食、岩手県北バス、2日間ミニバス貸しきり)が約8万円です。参加費は、2万円です。
なお、この巡礼は、ロサンゼルスのアメリカ人に、東北に来てもらい、現地を見てもらうという目的が発端ですので、旅程の中で、必要に応じて、英語通訳が入ります。
「東北巡礼2014」に参加した方は、東まで、ご連絡ください。詳しい見学場所、お金の支払い方法など、詳細をお知らせします。なお、定員は10人です。申し込みがいっぱいになったときに、締め切りとさせていただきます。
higashi@culturalnews.com Skype: CulturalNews Phone: +1 – 213-819-4100