10年以上にわたって、敬老の日昼食会のエンターテインメントを提供している佐藤よしえさんは、今年は「まつの木小唄」と「下町育ち」を歌いました。9月8日、練尾(ねりお)ダイニングルームで。(Cultural News Photo)

10年以上にわたって、敬老の日昼食会のエンターテインメントを提供している佐藤よしえさんは、今年は「まつの木小唄」と「下町育ち」を歌いました。9月8日、練尾(ねりお)ダイニングルームで。(Cultural News Photo)

日本で行われている敬老の日(9月15日)のお祝いが、ロサンゼルスの引退者ホーム「さくらガーデンズ」でも9月8日に行われました。約130人の入居者のうち、90歳以上の50人に紫の胡蝶蘭の鉢植えが贈られました。

アメリカの中でも特に日本人が多く暮らすロサンゼルスでは、1975年にロサンゼルス・ダウンタウンに近いボイルハイツ地区に、日本食の提供と日本語によるケアの「敬老引退者ホーム」が開設されました。

2016年2月に、この施設の所有権を、非営利団体 Keiro Senior Healthcare から購入した民間会社 Pacifica Companies, LLC (本社、サンディエゴ)は、施設運営をNorthstar Senior Living に委託して、施設の名称を「さくらガーデンズ」に変えて、引き続き、日本食の提供と日本語によるケアを行っています。

敬老の日昼食会も「敬老引退者ホーム」時代の行事を引き継いだもので、刺身や紅白饅頭など特別メニューが用意されました。エンターテインメントでは、毎年10年以上にわたって敬老の日昼食会に出演している日本舞踊の坂東拡道弥さん、そして10年以上にわたってこの引退者ホームにあるカラオケ・クラブの世話をしてくれている佐藤よしえさんがそれぞれ、日本舞踊と演歌を披露しました。また、ロサンゼルス総領事館からは小林大和(こばやし・やまと)領事が参加し、お祝いのことばを贈りました。

「さくらガーデンス」での食事は、朝食が午前7時30分から8時30分まで、昼食が正午から午後1時まで、夕食が午後5時15分から6時15分までとなっています。朝食はコンチネンタル・スタイルで日本食ではありませんが、食堂ホールには、納豆、梅干、ご飯は、いつでも食べらるように用意されています。

「さくらガーデンズ」の入居費は、スタジオ・タイプが月額$2620から、1寝室タイプが月額$2990からです。入居についての問合せは伊東信 (Mr. Shin Ito)まで。電話 (323) 980-7520、Eメール sito@northstarsl.com

「さくらガーデンズ」のホームページは www.SakuraGardensLosAngeles.comです。