初めてのスマートフォンを買うときのチェックポイント
カルチュラルニュース編集長、東 繁春
①どこで買うのか スマートフォンを売っているのは、Verison, at&t, Sprint, T-Mobileの大手4社があります。各社が競争していますので、料金はだいたい同じです。が時々、キャンペーンで、iPhone 無料というのもありますので、お店を何件か回って情報を集めてください。電話会社ではありませんが、Best Buy でスマホを買って電話会社との契約をすることができます。
②スマホはコンピューター 携帯電話はもう、電話ではなくなりました。日本語では携帯電話、英語ではCell Phone, Mobile Phone, Smart Phoneと言っていますが、実は、中身はコンピューターというのが、今の携帯電話の本当の姿です。ですから、人と人が話す通話(電話機能)はメインではなく、通話料金も、定額でunlimited call (かけ放題)という料金が多くなっています。
電話会社はどこで儲けているのかというと、データ通信(コンピューターを動かします)です。ですから、電話料金はほんとうは、データ通信をどれくらい使うかで決まってきます。最近、わたしが、お店を回ってみたときは、Verizon の5GB まで月額55ドルというのが、一番安かったです。データ通信 Unlimited (使い放題)の料金プランもあたりまえになっていますので、スマホでビデオを長時間見るというひとには、データ通信Unlimited がお勧めです。
③近所にあるお店がおすすめ スマホは、本当はコンピューターです。いろいろな機能が入っていて、自動的に機能をアップグレードします。自分は触った覚えがないのに、いつの間にか、設定が変わっていたということが時々起こります。例えば、日本語キーボードが突然、消えるということがあります。そうしたときに、近所にスマホを買ったお店があれば、その店に行って、直してもらえます。消えた日本語キーボードをまた入れてもらうようなことは無料でやってくれます。
ただし、同じVerizon でも、お店によって働いている人の知識が違いますし、取り扱っているスマホの機種が違いますから、同じ会社の店を2、3件、回ってみることも必要です。
④アメリカで買うスマホはすべて日本語表示ができます iPhone は買ったときにすでに、iPhone の中に日本語表示の機能が入っているので、簡単に日本語にできます。アンドロイド型のスマホは、お店のひとに頼んで、日本語表示と日本語キーボードが出てくるように頼んでください。店員が日本語を理解しなくても、この設定はできます。
⑤スマホを買うときは、一番安い機種を買ってください iPhoneでもアンドロイド型でも、1年ですばらしく高性能になっています。おおまかに言って、安い新しい機種は、高価な古い機種より、高性能になっています。新しい機種を買うと、新しいアプリが動きます。安い機種であれば、2年目の契約更新のときに、新機種に買い換えても、もったいないという気持ちにはなりにくいでしょう。高い機種を買ってしまうと、できるだけ長く使おうという気持ちになってしまいます。
iPhone の例をあげると、現在、お店に並んでいるのは、iPhone 7, iPhone 6, iPhone SEです。この中で、一番安い機種は、iPhone SE です。そしてiPhone SEも メモリー量によって3つの価格があります。このとき、メモリーの少ないのが安い機種です。
iPhone SEは画面が小さいので、画面の大きいiPhone 6 か 7 を買いたいという方もいらっしゃると思います。9月には、最新機種のiPhone 8 が発売になるので、電話会社は、iPhone 7や 6の在庫をを早く減らそうとしますから、これからこうした最新機種も値下がりします。

東繁春のiPhoneのロック・スクリーンとホーム・スクリーンの表示例 (Cultural News Photo)