
【デーリー東北・写真説明】ロサンゼルスの関係者に八戸の水産品を使った料理をPRした試食会=現地時間5日、在ロサンゼルス日本国総領事公邸(八戸市提供)
青森県八戸市で発行されている「デーリー東北」からの記事
米国ロサンゼルス市を中心とした地域での販路拡大に向け、八戸市は現地時間の10月5日、在ロサンゼルス日本国総領事公邸で「八戸の水産品と地酒の夕べ」と銘打ったプロモーションを開催した。
米国人向けに工夫した創作料理の試食会などを通し、八戸の水産品や地酒の魅力をアピールした。外務省との共催事業として初めて実施。水産品を使った料理や調理方法を現地の関係者に情報発信し、消費拡大につなげる狙い。
市によると、イベントには招待したレストラン関係者や輸入業者、報道関係者ら約90人が参加。小林眞市長は「八戸を知る契機になり、販路が広がれば」とあいさつし、八戸港の機能や水産品などを紹介した。
試食で提供した料理は、八戸産のサバやイカなどのほか、青森県産品を主原料とした「できるだし」を使った7品。八戸市内の料理人らで組織する「八戸芽生会」が考案し、公邸シェフが各メニューを調理した。
水産加工や酒造業者の市内4社も参加し、商品をPRした。参加者からは「八戸のことはほとんど知らなかったので、良いきっかけになった」などと好評だったという。
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カルチュラルニュース編集長の東は、5日の総領事公邸でのイベントに行くことができなかったので、7日午前9時、リトル東京のホテルで小林眞市長にインタビューしました。小林市長の話の要点は以下のようなものです。

小林眞・八戸市長 (Cultural News Photo)
八戸の産品は、4年前から「マルカイ」のハワイ店が販売している。ロサンゼルスの「マルカイ」店では昨年から取り扱っている。今年も7日から9日まで「マルカイ」店で八戸直送の産品200アイテムが売られる。
八戸から、毎月コンテナ1本分のナガイモがロサンゼルスに送られていて、ロサンゼルスとシアトルで売られている。日本産のナガイモは、台湾で人気が出て、その影響をアメリカに住む台湾人が受けて、八戸産ナガイモを買ってくれている。ナガイモをミキサーにかけてジュースのように調理するのが人気と聞いたが、どうやって食べているのか、たいへん興味がある。
今回のロサンゼルス訪問で、特に印象に残ったのは、日本食文化振興会理事長の雲田康夫さんの話と、スシ・シェフ・インスチチュートの経営者、アンディー松田さんの話だった。