2016/ 「羅府新報」も「カルチュラル・ニュース」も共に必要な新聞です

 

新聞を発行していると言っても、頻度が日刊に近く、紙面も大きく、毎回10ページから12ページを発行しているロサンゼルスの日本語新聞「羅府新報」(らふ・しんぽう、英語欄も付属しています)と月刊でタブロイド版8ページの「カルチュラル・ニュース」では、経営規模がまったく違います。

「羅府新報」がデパートであれば、「カルチュラル・ニュース」は屋台か露天のようなものです。経営規模で比較するれば「カルチュラル・ニュース」の年間予算は約3万ドルですから、「羅府新報」は約100倍の規模でしょう。

百年以上の歴史を持つ「羅府新報」が経営危機を公表し、年間50ドルの電子版を1万人に購読してほしいと訴えています。わたしは、「羅府新報」が今年末までに、1万人の新規購読を獲得して、来年以降も発行を続けてほしいと、真に願っています。

そして、ロサンゼルスの日本人コミュニティーの皆さんに「カルチュラル・ニュース」もつぶさないでくださいとお願いします。

わたしは、Eメールで、ロサンゼルスの日本人コミュニティーに頻繁に情報を発信しています。このメールは多くの方から、便利だという返事をいただいています。

ロサンゼルスは日本人のイベントが多いところなので、今週のイベントをまとめたサイト http://ltcn90012.wordpress.com  も作りました。

インターネット時代なのだから、Eメール発信やウエッブ・サイトでの情報発信で十分ではないかと思われる方が多いと思いますが、わたしは、日本人コミュニティーをまとめていくためには、紙の新聞がどうしても必要だと考えています。

「羅府新報」のように、日本語と英語の両方のページを発行できれば、理想なのですが、わたしには十分な予算がないため、あえて日本人コミュニティーのための英語新聞を作ることを選びました。

現在、ロサンゼルスで生活をしている日本人の5割以上は英語が読めるひとたちです。英語の新聞であれば、日本人も、日系人も、ほかの多人種も読むことができます。情報を共有することができます。わたしは、日本人のためと、同時に、アメリカでいっしに暮らす多人種のための新聞を作りたいのです。

日本人コミュニティーだけで読まれる新聞では、アメリカ世論を動かすことができません。

カルチュラル・ニュース6月号では、5月にオバマ大統領が広島平和記念公園で行った歴史的な演説の全文を掲載しました。わたしは、このオバマ演説に感動しています。このオバマ演説で、日米関係はさらに緊密になったと思います。もちろん、日米間で対立をする多くの課題は存在しています。アメリカ外交は多くの問題を抱えています。

この日本語メールの発信を続けていくためにも、また「カルチュラル・ニュース」を継続するために、7月末までに100部の新規購読が必要です。1年間の購読料はわずか30ドルです。ご自分の申し込みといっしょに、お友達や家族の購読も申し込んでください。もし、1人が3人分を購読していていただければ、30人の申し込みで100部が達成できます。

「カルチュラル・ニュース」をまだ、見たことがないという方には、見本紙をさしあげますから、higashi@culturalnews.com  または、(213) 819-4100 へ連絡をください。

「カルチュラル・ニュース」の年間購読の申し込みは下記のサイトへ進んでください。 http://culturalnews.com/subscription 

「羅府新報」も「カルチュアル・ニュース」も、共に必要な新聞です。

カルチュラル・ニュース編集長、東 繁春