ロサンゼルス総領事館から表彰を受けた坂本安子さんと表彰状をわたした堀之内秀久・総領事(Cultural News Photo)

ロサンゼルス総領事館から表彰を受けた坂本安子さんと表彰状をわたした堀之内秀久・総領事(Cultural News Photo)

約40年にわたってロサンゼルスの日本人の社会福祉に携わったソーシャルワーカーの坂本安子さんをロサンゼルス総領事館が6月8日に表彰しました

リトル・東京・サービス・センターで、36年に渡って日本語サービスが必要な生活困窮者の相談者を勤め、6月末で、退職する坂本安子さんにロサンゼルス総領事館は6月8日、総領事表彰を行った。

総領事表彰は、総領事館の仕事に協力し、日本と米国の相互理解と友好親善に貢献した個人や団体を表彰する。

坂本さんは、福島県いわき市の出身で、明治学院大学英文学科と社会学科を卒業し、日本でケースワーカーの資格を取った。1976年に渡米し、1978年にオリエンタル・サービス・センター、1980年からはリトル東京サービス・センターに設立メンバーとして参加し、社会福祉の仕事に携わってきた。米国でのソーシャル・ワーカーの資格は、UCLA大学院で得ている。

坂本さんは、一世高齢者や、新一世家族らが、生活困窮に陥ったとき、米国での福祉サービスが受けられるように相談に乗ってきた。日本語による相談サービスは、在留者だけはなく、日本からの旅行者も含まれており、ロサンゼルス総領事館の邦人援護活動にも、協力していた。

6月8日の総領事表彰は、坂本さんの職場のリトル東京サービス・センターの関係者と家族が招待されて、ハンコック・パークの総領事公邸で行われた。堀之内秀久総領事が坂本さんの功績を紹介して、表彰状を手渡したあと、坂本さんは英語で、感謝のことばとリトル東京サービス・センターの仕事の内容を紹介した。

坂本安子さんのビデオ(英語) https://youtu.be/4y38wcGxyK8