
Green Legacy Hiroshima (緑の伝言プロジェクト)を応援のためパサデナを訪れた東京米山友愛(とうきょう・よねやま・ゆうあい)ロータリークラブの会員: 左から関博子さん、川妻二郎さん、楊錦華さん、キム・オッキョンさん (Cultural News Photo)
1月16日、パサデナのストリアー・スターン日本庭園で、広島で育った被爆樹木の第二世代ツバキ苗木の贈呈式が行われました。18歳で終戦を体験し、家族が原爆で死んだ88歳の広島の実業家、川妻二郎さんが中心になって、東京から4人の代表がパサデナに来ました。
1945年の原爆を生き延びた広島市内の樹木の種や第二世代の苗木を世界中に配って、原爆を生き延びた樹木を育てようという目的の運動は、グリーン・レガシー・ヒロシマ・イニシアティブ(緑の伝言プロジェクト)という名称で、2011年に広島市で始まりました。
南カリフォルニアでは、これまで、UCLAとサンディエゴ日本庭園に被爆樹木が贈られています。1月16日のストーリア・スターン日本庭園でのツバキ苗木の贈呈式には、仲介役をした東京の国際ロータリークラブの会員4人が参加しました。
この4人は、原爆投下後の2日目に動員先の三原から広島市内に戻った川妻さん、当時18歳と、東京でお茶の先生をしている関博子さん、そして中国と韓国から留学生で、在学中にロータリークラブの奨学金を受けて、卒業後には日本の大学の先生になったという2人の女性でした。