2015/東京文京区の永青文庫で「世界が、先に驚いた」春画展、9月19日から12月23日まで
A First for Japan: Shunga at the Eisei-Bunko Museum
http://www.dnp.co.jp/artscape/eng/focus/1512_02.html
By Michael Pronko, Artscape Japan, December 2015
+
肥後熊本54万石の大名・細川家の文化財を公開する美術館である永青文庫は、9月19日(日)から12月23日(水)まで「春画展」を開催します。
永青文庫は、2013 年から2014年にかけて大英博物館で開催された「Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art」に協力しており、今回の「春画展」では、大英博物館展示との共通の作品は70点になります。
葛飾北斎、喜多川歌麿、鳥居清長などといった近世期に活躍した浮世絵師が描いた「春画」は、世界的に高い評価を得ている芸術作品で、ゴッホやピカソといった印象派の画家も影響を受けたと言われています。
また、当時、「春画」はご禁制であったため、通常ではできない“美”きわまる彩り豊かな極彩色が駆使されるなど浮世絵の最高技術が使われています。
永青文庫の「春画展」では、大英博物館をはじめとする欧米諸国、また、日本の美術館や個人コレクションから集めた「春画の名品」を展示します。その数は、肉筆(約30点)を含めて、133点(前後期合計)です。
雪鼎の妖艶、春信の清楚、清長の秀麗、歌麿の精緻、北斎の豊潤など、大名から庶民にまで愛された浮世絵の頂点をお楽しみ下さい。
【会期】2015年9月19日(土)〜12月23日(水・祝)
※ 前期9月19日〜11月1日(40日間)/後期11月3日〜12月23日(45日間)計85日間
【会場 】永青文庫特設会場(2階~4階)
112-0015 東京都文京区目白台 1-1-1, 電話 03-3941-0850
●JR目白駅前より都営バス新宿駅西口行きにて、「ホテル椿山荘東京前」下車 徒歩5分
●東京メトロ 有楽町線「江戸川橋駅」下車 出口1aより徒歩15分
●東京メトロ 副都心線「雑司が谷駅」下車 出口3より徒歩15分
【開場時間】9:30〜20:00(入館は19:30まで)
【休館日】毎週月曜日(祝休日の場合は開館)
【主催】永青文庫春画展日本開催実行委員会
【後援】ブリティッシュ・カウンシル
【入場料】大人:1500円(高齢者・学生・団体の割引はありません)
【入場制限】18歳未満は入館禁止