ロサンゼルス総領事館からのお知らせ
8月19日(日本時間)日本政府は、平成27年外務大臣表彰の受賞者を発表しました。当館管轄区域関係者では比嘉朝儀(ひが・ちょうぎ)北米沖縄県人会顧問が受賞しました。
外務大臣表彰は、国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する日本国民の理解と支持を一層深めることを目的としています。
比嘉朝儀(ひが・ちょうぎ)氏の経歴・表彰理由は以下のとおりです。
比嘉氏はロサンゼルス市内の日本語学校「羅府上町第二学園」にて1975年から計15年間ボランティアとして奉仕、期間中には副理事長を4年間、理事長を3年間務める等、同校の運営を支えるとともに、青少年育成に積極的に関わり、ロサンゼルスの日系人社会における日本語教育及び日本文化の継承・普及に大きく貢献しました。
さらに当地の二つの日本語ラジオ局にて計11年間にわたり番組のパーソナリティを無償で務め、日系人が日本語を維持するために大きな役割を果たしていた日本語放送の運営・維持に大きく貢献しました。番組では沖縄言語、沖縄文化の紹介も行い、特に若い世代への言葉や文化の伝承に尽力しました。
同氏が南加県人会協議会の会長在任中の2011年の3月、東日本大震災が発生した際には、日系社会内の日本語話者への働きかけや取りまとめを率先して行うなど、被災地復興支援の義援金募集に全力で取り組みました。
同氏の長年の活動、当地日系人社会への貢献を称え、外務大臣表彰受賞の運びとなりました。