2014/ロサンゼルスの日系人の活動を束ねて50年の記念式典、モンテベロで、9月14日

Kenjinkai Kyogikai 50th Anni

Photo by Ben Higa

ロサンゼルスの日系人の活動を束ねる団体の50周年式典が9月14日に行われました。式典を行ったのは南加県人協議会で、会場は、イベント施設、モンテベロ市内のクワイエット・キャノンです。

南加県人会協議会は、日米親善の 促進、各県の文化遺産の理解と奨励を目的とし、1964年にロサンゼルスにて設立されました。日本全国47の都道府県のうち、現在41の「県人会」で構成 されています。

設立以来、日本の伝統文化に興味を持つ人々のネットワークの提供、日本の文化伝承のイベントの後援、また、1976年から毎年日本文化の勉 強に励む若者への奨学金支給など、日系社会の発展と日米文化交流に積極的に尽力しております。

ここ南カリフォルニアにおいて1899年の鹿児島県人会発足をはじめとし、さまざまな県がその後に設立されました。第二次世界大戦の困難な時期をはさみ、それぞれの県人会は日系人の情報収集と相互扶助に大いに機能したといえます。

最初はそれぞれの県人会は個々に活動していました。共通の目的のもとに複数の県人会が一体となり、 一団体として結成したのは、今から50 年前の1964 年のことでした。

1964年7月、在ロサンゼルス総領事島内敏郎氏が各県人会長をパサデナの公邸に招待し、その活動を高く評価すると共に将来への期待を述 べられました。この出来事が、個々の県人会代表者が定期的に集まるというきっかけとなったのです。

その後同年10月に、各県人会の会長らによる会議が開か れ、南加県人会協議会のはじまりとなる「南加県人会連絡会」が結成されたのです。そして1975 年に名称を「南加県人会協議会」と変更し現在に至っています。

発足以来、南加県人会協議会は各県人会同士の相互扶助の推進に加え、日米間の相互理解と発展のためのさまざまなプロジェクトを応援してきました。また、日本文化の伝承と促進を願い、1976年以来、毎年日本文化を学ぶ若者に奨学資金の授与を行っております。

2014年、南加県人会協議会は設立50周年を迎えました。