2024/1/26: ロサンゼルスの全米日系人博物館:プラザを1月26日に 「ノーマン・Y・ミネタ・デモクラシー・プラザ」と命名式

全米日系人博物館(JANM)は、その歴史的なプラザ(広場)を、故ノーマン・Y・ミネタ長官(1931-2022)にちなんで「ノーマン・Y・ミネタ・デモクラシー・プラザ」と命名し、2024年1月26日(金)午後4時に命名式を行います。

JANMは、ミネタ長官の並外れたレガシー、民主主義への生涯をかけたコミットメント、そして博物館に与えた多大な影響を記念できることを誇りに思います。

「ノームは、リーダーシップ、寛大さ、外交、愛国心、そして公民権への献身によって、日系アメリカ人の歴史と文化、そしてアメリカの民主主義の理想を何世代にもわたって保存する場所としての博物館のビジョンに投資するよう、コミュニティーにインスピレーションを与えてくれました」とJANM館長兼CEOのアン・バロウズ。

「彼に敬意を表してプラザを名付けることで、ノームの民主主義のビジョンを未来の世代へと届け、あらゆる年齢の多様な背景を持つ人々が、彼の功績が現在の生活や民主主義の進化にどのような影響を及ぼしているのかを理解することになるでしょう。このプラザは聖なる場所であり、この国の公民権の歴史におけるグラウンド・ゼロ地点のひとつです。過去と現在、そして未来をつなぐ橋でもあります。ノームがJANMに与えた多大な影響と、彼の民主主義への生涯をかけた献身を称えるのに、彼の名を広場に冠することほどふさわしい方法はありません」。

ノーマン・Y.ミネタ・デモクラシー・プラザは、JANMのパビリオン、ヒストリック・ビルディング、ダニエル・K・イノウエ民主主義保存全米センターをつなぎ、日系コミュニティーとリトル東京の歴史、文化、成長を反映したダイナミックで包括的なキャンパスを作り出しています。かつては道路であったノーマン・Y.ミネタ・デモクラシー・プラザは、この地域に住む日系アメリカ人がここから強制的に立ち退かされた場所でもありました。現在は、良心、コミュニティー、市民活動、社会正義の場となっています。

ノーマン・Y・ミネタ長官は1988年から1995年までJANMの理事を務め、2010年から2015年まで理事長を務めました。彼と彼の家族は、カリフォルニア州サンノゼの自宅から強制的に連れ去られ、第二次世界大戦中、12万人の日本人を祖先に持つ人々ともに強制収容されました。一家は当初、ロサンゼルスのサンタアニタ一時収容所に収容され、その後ワイオミング州のハートマウンテン強制収容所に収容されました。

ミネタ長官は20年以上にわたり、地元サンノゼの代表として下院議員を務めました。アジア系アメリカ人として初めて大統領閣僚に任命され、2000年にはビル・クリントン大統領の下で商務長官に、2001年にはジョージ・W・ブッシュ大統領によって運輸長官に任命されました。

2006年にはアメリカで最高の民間人表彰である大統領自由勲章を授与されています。2012年にはJANMの殊勲賞を受賞。

1月26日は命名式に続いて、JANMは「ノーマン・Y・ミネタ特別講演」を開催します。「ノーマン・Y・ミネタ特別講演」シリーズは、デモクラシー・センターの看板シリーズで、公共サービス、社会正義、日米関係強化へのコミットメントなど、ミネタ長官のリーダーシップの価値観と原則に焦点を当てたものです。プラザでの式典と講演は無料で一般公開いたします。詳細は janm.org/democracy をご覧ください。