全米日系人博物館は、デモクラシーセンターを「ダニエル・K・イノウエ・デモクラシーセンター」に改称、12月1日から再スタート

 

December 1, 2023: Photo by Kazz Morohashi, Courtesy of Japanese American National Museum.

全米日系人博物館(JANM)は、2023年12月1日(金)に「民主主義保存全米センター」を「ダニエル・K・イノウエ民主主義保存全米センター National Center of the Preservation of Democracy(デモクラシーセンター)」としてリニューアルオープンします。この再スタート・イベントでは、ジェームズ・E・ハー・デモクラシーセンター所長とビル・T・フジオカJANM理事長が挨拶する予定です。

JANMのプログラムのひとつであるデモクラシーセンターは、ダニエル・K・イノウエ上院議員が設立時に描いたビジョンを基に再スタートします。教育と参加の場であるデモクラシーセンターは、人種、アイデンティティー、社会正義をめぐる問題を検討し、民主主義とは何か、アメリカ人であることの意味とは何かについて変化し続ける思考を探求します。そして多様なコミュニティーがひとつになり、前向きな変化を提唱し、民主主義を促進するよう、一般市民とリーダーたちに呼びかけていきます。

デモクラシーセンターの旗艦プログラムのひとつは、故ノーマン・Y・ミネタ長官と故アイリーン・ヒラノ・イノウエを記念する特別講演シリーズです。それぞれ2024年1月と2024年春に開催を予定しています。

「ダニエル・イノウエ上院議員は、民主主義のもろさについて学び、日系アメリカ人の経験を通して、アメリカに暮らす全ての人の憲法上の権利と自由を検証するために人々が集まる場所として、デモクラシーセンターを構想しました。この場所は、全てのアメリカ人に、民主主義の形成に参加したいと思うようインスパイアする場所でなければなりません。このことは、公民権が損なわれかねない時に声を上げるという私たちのミッションと意思と共鳴すると共に、より公正な未来を形づくるため歴史から得た苦闘の教訓を共有することともつながります」とアン・バロウズJANM館長兼CEO。

デモクラシーセンターのプログラムは以下を予定しています。

  • 渡邉利三デモクラシー・フェローシップ・プログラムは、民主主義、リーダーシップ、多様性、コミュニティーのエンパワーメントを促進します。このフェローシップは、日本の政府、ビジネス、メディア、アート、NGOセクターの若手から中堅と、アメリカの同様のプロフェッショナルとの対話と協力を促進していきます。このフェローシップ・プログラムは、デモクラシーセンターにて行います。
  • アイリーン・ヤマモト・アート・ライターズ・フェローシップは、有色人種コミュニティーの芸術に関する執筆に尽力し、独自の視点や観点でアート・ライティングに貢献する新進作家2名に毎年授与されます。コラボレーション・プログラム「私たちが共有する未来、ロサンゼルス」は、スミソニアン協会のイニシアチブ「私たちが共有する未来:私たちの人種差別的な過去を精算する」に関連して開催される2週間のサミットで、 ロサンゼルスのパートナーであるLA Plaza de Cultura y Artesと中華系アメリカ人博物館とともに、2023年12月1日から17日まで開催します。
  • デモクラシーセンターがGratitude Blooming Podcastと共同で開催する4部構成のライブ・ポッドキャスト・シリーズとポップアップ・アート・プログラム「エンパシー&デモクラシー」。パート3は2024年2月10日、パート4は2024年5月4日に放送予定。
  • AAPIエクイティー・アライアンス、Artistas de Colores Unido、カリフォルニア・ブラック・フリーダム・ファンド、中華系アメリカ人博物館、ヒューイ・P・ニュートン財団、LAライブ、La Plaza de Cultura y Artes、ストップAAPIヘイトなどのコミュニティー・パートナーとのプログラム。
  • デモクラシーセンターのロビーに近日オープン予定のデモクラシー・ブックストア。同書店では、デモクラシーセンターとLAライブ・トークとのパートナーシップを通じて紹介する現代作家による民主主義に関する話題の書籍や、その内容やメッセージのために発禁処分となった作品を集めた発禁本コーナーを設置します。

このリニューアルに伴って、デモクラシーセンターは2023年11月18日から2024年1月28日まで、無意識のバイアスに関する全国巡回展「私たちの中にあるバイアス」をJANMで開催します。

同展では、無意識のバイアスの社会科学と心理学、その影響、そして人々がそれに対して何ができるかを検証します。スミソニアン博物館巡回展示サービスによって企画され、デモクラシーセンターが主催する同展では、力強いイメージや、体験型のインタラクティブな展示、力強い証言やビデオなどが紹介され、自分自身のバイアスを自覚することを通して、世の中のバイアスに挑戦する方法を学ぶ機会を生み出すことを願っています。

「デモクラシーセンターは、全ての人々が参加する権利と責任を理解する、永続的なアメリカ民主主義を構想しています。アイリーン・ヤマモト・アート・ライターズ・フェローシップのような公開プログラムやイニシアチブを通じて、あらゆる年齢の人々が集い、民主主義について学ぶことで、意識変革、文化の祝祭、市民参加を促進していくことができます。『私たちの中にあるバイアス』展は、私たち全員が自分自身のバイアスに気づく手助けをしてくれます。それによって原因を認識し、私たちの世界観にどのような影響を与えているかを知ることができます。その新たな知識によって、友人や家族、地域社会と交差性や困難な会話をする際に、より包括的で思慮深い態度で臨むことができるようになることを願っています」と、デモクラシーセンターのジェームズ・E・ハー所長。

デモクラシーセンターは、ボーイング社、ダニエル・K・イノウエ・インスティテュート、タテウチ・ファウンデーション、クリティカル・マインド、ジョン・コバラ&サラ・コバラ、シャロン・ミゾタ、スーザン・モリタ&アラン・マツモト、渡邉利三財団の支援を受けています。メディアスポンサーはLAistです。

「私たちの中にあるバイアス」展の主要スポンサーはオットー・ブレーマー・トラストです。また、アクション・ファミリー・ギビング、匿名寄付者、ビバリー・ファンデーション、スティーブ&シェリ・リア、ターゲット、マーガレット・A・カーギル・ファンデーション・ファンド・オブ・ミネアポリス・ファウンデーション、トムソン・ロイター、アラバマ・パワー・ファウンデーション、アリアンツ・オブ・アメリカ、ヴァレリー・E&ウィリアム・A・アンダース、アトランタ・ガス・ライト・ファンデーション、ジュリー&デイビッド・バートン、ドライアー・ファミリー、レンナルト・エーン&ジンジャー・ルー、Expedia、トレバー&メリッサ・ふぇったー、ロジャー・S・ファイアーストーン・ファウンデーション、ブレンダ・J・ゲインズ、ミラ・ハート&ケント・ヒューイット、チャーリー&ナンシー・ホーガン、ジュディ&ボブ・ヒューレット、キャサリン・C・ジェンキンス&Mr.ピエール・A・フランス、KNOCK, inc.、サラ・ローワー&フランク・グアンコ、リーダーズ・フォーラム、キャサリーン・メイソン、エリス・ラビノウィッツ&ジム・ポーター、フィリップ・S・ランダル博士&アリス・フーリハン・ランダル、グロリア・デル・C・ロドリゲス、レオナ・ローエン一家、ナオマ・テイトからも支援を受けています。

 

全米日系人博物館(JANM)について

1985 年の設立より、JANM は日系アメリカ人の経験を共有することによって、アメリカの民族的・文化的多様性への理解と認識を促進してきました。ロサンゼルスのダウンタウンの歴史あるリトルトーキョー地区に位置する JANM は、第二次世界大戦中の強制収容による厳しい教訓が忘れられることのないよう、公民権のとりでとしてあり続けています。スミソニアン協会公式加盟期間であり、アメリカの文化財であるJANMは、伝統的な博物館のカテゴリーを超えたハイブリッドな施設であり、歴史だけではなくアートの中心でもあります。日系アメリカ人の声を伝えるとともに、あらゆる人が自分たちのヘリテージや文化を探求できる場を提供することを目指しています。

1992年の一般公開以来、JANM は 100 展以上の展覧会を開催し、そのうち 40 展はアメリカのスミソニアン博物館やエリス島移民博物館などの全米各地をはじめ、日本や南米の主要な博物館を巡回しました。JANMは火曜日、水曜日、金曜日から日曜日は午前11時から午後5時まで、木曜日は午後12時から午後8時まで開館しています。第3木曜日は終日入館料無料で、その他の木曜日は午後5時~8時まで無料です。詳しくは、https://www.janm.org をご覧いただくか、ソーシャルメディア@jamuseum でフォローしてください。