2022 / ロサンゼルス源氏物語講座(オンライン)第18回「宇治十帖」から「総角」講師=世羅博昭先生(広島市)1月19日

世羅博昭先生と古典を読む会 ロサンゼルス・オンライン講義
カルチュラル・ニュース主催

第18回 ロサンゼルス「源氏物語講座」

47帖「総角」(あげまき)第
大君、病気が重くなり、ついになくなる

2022年1月19日、水曜日、午後6時(ロサンゼルス時間)8時まで
日本時間=1月20日、木曜日、午前11時から午後1時まで

18回ロサンゼルス・オンライン「源氏物語講座」の概要

前回は、第47帖「総角(あげまき)」の第4回目でした。

前半は、匂宮一行が京へ帰った後、大君と中の君がどのような思いを抱いたか、なかでも、親代わりの大君がどのようにショックを受けたかを原文で読みます。後半は、その後の物語の展開のあらすじを、匂宮が宇治を長く訪れて来ないので、心を痛めて病気になり、次第に痩せ細っていく大君が、見舞いに来た薫に対して、次第に心を開いていく様子を読んでいきました。

今回は、第47帖「総角(あげまき)」の第5回目で、これで「総角」卷は読み終わります。いよいよ、大君が食事もとらないで、ついには、薫に看取られながら死んでいきます。作者は、季節は冬十一月、雪の降る宇治を背景にして、薫に対する大君の対応の仕方が変わるか、最後には、大君と薫の心は通じ合ったのかを探っていきましょう。

また、この箇所には、薫が大君の死後、なお、大君を求めて、大君の「形見」を求めていきていくことになる、その「伏線」が意図的に張られていると思います。作者の巧みな「伏線」の張り方についても、考えていきましょう。