
(左)1915年に完成した広島県物産陳列館 (右)1945年に原爆で破壊された広島県産業奨励館(旧・広島県物産陳列館)
カルチュラル・ニュース主催の無料ウエビナ―「きてみんさい広島へ:原爆からの復興物語」は、今回で8回、「原爆ドーム」を取り上げます。
ウエビナ―・ズームの時間は、10月1日(金曜日)午後7時から8時まで(ロサンゼルス時間)です。
下記のリンクから登録してください。登録画面は英語になっていますので、ご了解ください。https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_-T5ghFxbTj-euNG6FfFXWg
カルチュラル・ニュースのウエビナ―は、日本文化・日本の歴史を英語で海外の人に伝えることを目的としていますので、講演は日本語で行いますが、英語の字幕を付け、司会や会話は、英語で進行します。
このウエビナ―は、原爆後の広島市の復興をテーマに、よく知られた場所や建物を紹介するシリーズです。今回は、広島平和公園の付近で一番よく、知られている「原爆ドーム」を、広島市から山崎学さんが説明します。
現在「原爆ドーム」と呼ばれている建物は煉瓦造りの3階建ての建物で1915年に「広島県物産陳列館」として竣工しました。この西洋建築は、当時来日していたチェコ人建築家ヤン・レツルの設計でした。
この建物は1921年には「広島県商品陳列館」と名称が、変わり、さらに1933年には「広島県産業奨励館」となり、広島県の物産を中国大陸や日本各地に紹介する拠点となります。
1941年になると、産業奨励の事業は無くなり、その代り、国、県や統制会社が入居します。
原爆投下の1945年8月6日には、家族のうち3人がこの建物で勤務していたという家族も居ました。
「きてみんさい広島へ:原爆からの復興物語」は、広島市役所で、長年、都市計画の仕事に携わり、現在は、退職している山崎学さんが解説します。
パネリストには、広島通訳ガイド協会の会長、古谷章子さん、広島太鼓保存会インターナショナルの小塩ケンさん(アリゾナ州フェニックスから)、ロサンゼルス在住で、5歳の時に広島に居た大竹幾久子さん、サンディゴ在住で2歳の時に広島に居た河村幾之助さんが参加します。
英語の司会は、カルチュラル・ニュース編集長の東繁春が行います。