(カルチュラル・ニュース編集長、東 繁春)私は、1998年に英字新聞 Cultural News を創刊し、ロサンゼルスで体験できる日本文化イベントと日本美術展を、紹介してきました。昨年3月までは、月刊で発行していましたが、コロナ感染で、すべての社会活動がシャットダウンしたため、日本文化プログラムも日本画展も行われなくなったので、月刊紙の発行を中止しなければなりませんでした。昨年6月からは、オンライン・イベントを紹介するWeekly Cultural News の発行をPDF形式で始めました。今年4月になってようやく、美術館や文化センターの活動が一部再開されているので、現在は、本来の実際のイベントを紹介する内容になっています。
今週の Weekly Cultural News のトップは、7月11日から8月8日まで、リトル東京の日米文化会館ドイザキ・ギャラリーで開催中の「Torch: 1932 Los Angeles Olympics Photos by Toyo Miyatake」展を紹介しています。
宮武東洋(1895-1979)は、香川県善通寺市の生まれて、父親の呼び寄せでアメリカに移民、ロサンゼルスで写真家として成功した人です。1932年のロサンゼルス・オリンピックでは103人の日本選手団が参加、これは、アメリカに次ぐ選手の数の多さでした。この日本選手たちの活躍を記録することを朝日新聞から依頼された宮武東洋は、1932年オリンピック写真を残しました。日米文化会館の芸術部長の小坂博一さんの企画によるこの展示会は、宮武東洋が残したオリンピック記録写真を中心に、1933年にロサンゼルスで出版された日本語句集「Torch」に収録された日本のの句とその英訳を展示しています。
例えば、Torch から 槍投 穂尖せんせんと蒼空を描きゆく虹 佐藤一水 に英訳が付いています。
A spear tip arcs in the blue sky, drawing a rainbow - SATO ISUI
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Contents of Weekly Cultural News, July 19 - 25, 2021
P01: Los Angeles remembering 1932 Olympics through photos, poets, newspapers exhibit at Little Tokyo
P02: Little Tokyo’s “Torch” exhibition displays 1932 Olympic Edition of Los Angeles Times
P02: Archives of Fun Companies in Japan / Osaka Municipal Transportation Bureau (now Osaka Metro)
P03: Little Tokyo celebrates history of Japanese American athletics in conjunction with Tokyo Olympics opening
P04: Japanese Percussion Lesson #57 Narimono for Yamatogaku song “SHIRO”
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P05: Notre Dame student win ALL-USA High School Japanese speech contest by Aurora Foundation