50年間経営をしていた日系人のための引退者ホームと高齢者介護施設、計4カ所の施設を、2016年2月8日に民間事業会社に売却をした日系高齢者福祉団体「ケイロウ・サービス」に対しての抗議デモがロサンゼルス・リトル東京で、9月14日、金曜日、正午から午後2時まで「ケイロウ・サービス」の入るビルの前で行われる。
このデモは、ロサンゼルスの日系コミュニティー内で売却反対運動を2015年から続けている「高齢者を守る会」が呼びかけている。
「高齢者を守る会」によれば、2016年の4施設の売却で、3千万ドルが「ケイロウ・サービス」に支払われ、それ以前から「ケイロウ・サービス」が持っていた資金4千万ドルと合わせると、「ケイロウ・サービス」は計7千万ドルの資金を持っていると、言われている。
「ケイロウ・サービス」は4施設の売却後は、ロサンゼルスの日系団体と提携した介護をテーマにしたセミナーの開催を行っている。
「高齢者を守る会」は「ケイロウ・サービス」が持つ7千万ドルの資金は、日系高齢者が入居できる施設の運営や直接の介護サービスに使われるべきだ、と主張している。
デモの集合場所は、リトル東京のサンペドロ・ストリートとセカンド・ストリートの北西コーナー。www.koreishasca.org
2017年10月13日に行われた「高齢者を守る会」の「ケイロウ・サービス」へのデモは約170名が参加した。